生き残り賭ける地方自治体 福天・綾2市3町の合併問題
「合併なら早い決断を」 市町村を考える講演会 辻助教授が情勢説く

 府や中丹地区行政改革推進会議など主催の「これからの市町村のあり方を考える講演会」が十一日、福知山市のサンプラザ万助で開かれ、講師の政策研究大学院大学助教授、辻琢也氏が、全国的に議論が高まる市町村の合併問題について話した。


 辻氏は「地方分権とこれからの市町村のあり方」をテーマに講演した。初めに辻氏は、市町村合併が打ち出される背景には通信・情報インフラの改善や少子高齢化などがあり「今後十年間の地域づくりの最大の争点になる」と述べた。


 そして市町村合併は広域行政の究極の形態とし、今後さらに合併の動きが高まると予想。国が打ち出す合併特例債や普通交付税の削減などを説明し、「自治体の大小にかかわらず国の財政が逼迫(ひっぱく)する中で、どこもこれまで通りの職員数や給与、事業量は維持できない」と指摘。「是非はともかく、合併するなら早く決断することが最も重要」と結んだ。


 会場には、主催する府や中丹三市三町の首長ら行政関係者、議会議員、それに一般市町民ら合わせて約二百八十人が出席。この地方でも議論を迫られる身近な問題として熱心に耳を傾けていた。

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