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両丹日日新聞2018年9月 3日のニュース

災害頻発で危機感 使っていなかった救助用木舟を点検−牧自治会

木舟の水漏れ調査 台風による水害などに備えた地域防災訓練が2日、京都府福知山市内各地で繰り広げられた。牧(因幡孝一自治会長、114戸)の防災訓練では、自治会が管理する救助用木舟2隻の水漏れ調査をした。7月の豪雨、8月の台風で地区が相次いで被災しており、いざというときの備えにと、十数年ぶりに行った。

 自治会災害警戒支部設置訓練、全9組単位での避難訓練をした後、自治会役員と組長の15人が、市消防団下川分団の助けを借りて木舟を調べた。

 木舟は全長約7メートルと約6メートル。長く使用しておらず、木舟を保管場所から出して近くの水路に浮かべた。中に溜まっていた泥をかきだし、水漏れ箇所をチェック。数日間様子を見て、安全に使用できるかどうかを確認する。

 因幡自治会長(76)は「木舟は長年使っていなかったので、まず一つとしては経験をすることが必要だと調査をしました。暗がりなど悪条件で使う場合も想定される。運用するのならば、けがなく出しやすい方法も考えていかなければいけない」と話していた。

 資材倉庫にある消防団所有のFRP(繊維強化プラスチック)舟の組み立て訓練もした。


写真=水害時の救助に備えて、木舟の水漏れ調査をした

豪雨被害と高齢化、行列無く寂しい秋祭り−大江の八朔

佛性寺の練り込み 京都府福知山市の秋祭りのトップを切って大江町で2日、八朔大祭が営まれた。今年は7月豪雨の影響などで祭りのメイン行事となる奴(やっこ)行列をやめる地区もあった。

 大江では、明暦4年(1658)夏に大干ばつに見舞われた際、当時の河守郷13カ村が雨ごい祈願をして雨が降ったことから、その奉賛として練り込みの神事を行うようになったとされる。

 現在は天田内、二俣、内宮、佛性寺の4地区で続いているが、今年は7月に豪雨による水害が発生し、二俣では地区内で大きな被害が出たことから、祭り自体を中止にした。

 大きな鳥毛を振り回しながら投げ渡す奴行列を見ようと毎年大勢の人が訪れる天田内でも、豪雨の影響で行列はやめて神事のみとした。同じく観光客らで人垣ができきていた内宮は、高齢化で奴役のなり手がないため、奴行列は出来なかった。

 地域に大きな被害がなかった佛性寺地区では例年通り、住民たちが見守る中、練り込みでの勇壮な鳥毛回しが行われた。平神社で営み、住民ら約40人が集まった。奴行列は約15人が参加。挟み箱を先頭に、境内のこもり堂から本殿までを練り歩いた。奴役は40歳代から60歳代の4人が務め、約20キロある大鳥毛を順番に振り、途中で手渡しをした。

 練り込みは20分ほどで終わったが、行列を見ようと地区外から駆け付けた人もいて、勇壮な姿を写真に収めていた。

 佛性寺の岩間馨自治会長(83)は「細々と祭りをやっていますが、地区内も高齢化が進み、奴のなり手が少なくなっています。それでも、出来る限り続けていきたい」と話している。


写真=佛性寺の練り込みでは、4人の奴が大鳥毛を振った


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