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両丹日日新聞2018年8月 4日のニュース

図書館のエアコン故障 よしずと扇風機で暑さしのぐ

扇風機、よしずなどで対策 京都府福知山市三和町千束、市立図書館三和分館(大槻八千代分館長)のエアコンが故障がちで、職員が対策に汗を流している。三和会館の一室を20年ほど前から図書館として使用しており、エアコンは全部で4台あるが、7月中は全てが動かない日が続いた。

 職員らはこれを受け、よしずを設置して窓を開けたり、扇風機3台、サーキュレーター(送風機)2台を置いたりした。さらに、図書館横のエアコンのある部屋を借り、勉強や読書が出来る涼しい環境を確保した。

 8月に入ると、なぜか3台が突然動くようになり、現在は作動している。しかし、調子が悪く、いつ止まるかわからない状態で、職員らは戦々恐々。業者の点検も受けたが「型が古いため部品がなく、修理が出来ない」と言われた。

 大槻分館長は「ご迷惑をおかけしています。また動かなくなっても、涼しい部屋を借りられているので安心して足を運んでもらえればうれしい。一日でも早く快適な図書館に戻るようにしたい」と話す。

 現在、取り換えの手続きを進めており、業者の都合がつけば、今月中にも工事が行われる予定。


写真=扇風機、よしずなどで対策をした

こうの史代さんの原画展など各所で 京都・福知山在住の漫画家

0804kounosan.jpg 「この世界の片隅に」などで知られる京都府福知山市在住の漫画家・こうの史代さん(49)の原画や複製画などの展示会が、8月中に市内各所で開かれる。こうのさんは「古事記、インコ、身の回りのことを描いた作品を展示していただきます。私の作品は戦争や原爆ものばかりが話題になりますが、本当はこういう楽しいものの方がずっと得意な題材です。ごゆっくりお付き合いいただけるとうれしいです」と話す。

 広島市出身。16年に東京から夫の古里・福知山へ移住した。代表作は「この世界の片隅に」のほか、「夕凪の街 桜の国」などがある。手描きで温かみのある作品が、見る人の心を引き付けてきた。

 内記一丁目の市佐藤太清記念美術館では、23日から原画展が開催される。古事記をボールペンで描いた「ぼおるぺん古事記」、独特の視点から日常を表現した「平凡倶楽部」から60点以上を並べる。

 「ぼおるぺん古事記」には、猪崎の市動物園で人気を集めたウリ坊をもとにした絵もある。欄外にこうのさんの書き込みが入った原画の複製版も全編公開する。会期は前期が9月3日まで、後期が9月5日から同月19日までで、一部展示替えがある。

■26日にワークショップ開催■

 また、26日午後1時30分からは、「ぼおるぺん古事記」の吹き出しにオリジナルのセリフを入れるワークショップを開く。パラパラ漫画の制作もできる。定員15人。参加無料だが入館料がいる。

 入館料は大人210円、小中学生100円。火曜休館。開館時間は午前9時から午後5時(入館は同4時30分)まで。9月15日は午後8時30分まで開館する。

 問い合わせ、申し込みは同美術館、電話(23)2316へ。

■関連イベント多数 図書館では大反響■

関連イベントとして、駅前町の市立図書館中央館では現在、代表作などを並べる「こうの史代作品コレクション」を催している。貸し出し可能な約30点は常に借りられており、大きな反響を呼んでいるという。9月2日まで。月曜休館。

図書館

 このほか、市丹波生活衣館=内記一丁目=では11日から9月10日まで、「戦時下の暮らしと衣服−漫画『この世界の片隅に』の一場面より」が開かれる。作品の時代背景が分かるように、当時の道具や衣服などを展示する。火曜休館(14日は開館)。

 カフェ2店舗でも原画や複製画の展示が始まる。下新町のまぃまぃ堂では21日から「ぴっぴら帳」の原画展、広小路通りの古本と珈琲・モジカでは22日から「荒神絵巻」の複製画展があり、それぞれ9月8日まで。休みはまぃまぃ堂が日曜・月曜、モジカが火曜。

 福知山シネマでも、複製画や映画ポスターを並べている。

夕凪の街 桜の国 実写ドラマで放送

 こうのさんの作品で、広島市への原爆投下から10年後の様子などを取り上げた「夕凪の街 桜の国」が実写ドラマでテレビ放送される。

 NHKで6日午後7時30分から。NHK広島放送局が開局90年の節目に、設定を2018年に置きかえたオリジナルストーリーとしてドラマ化した。

 常盤貴子さんが主演、川栄李奈さん、平祐奈さん、キムラ緑子さんらが出演する。

写真上=美術館の原画展に出展予定の作品(©こうの史代/平凡社)
写真下=反響が大きい市立図書館中央館での特設コーナー



亡き祖父との約束・甲子園 3年の夏、夢果たす

田野島選手 京都府福知山市の南陵中学校出身で、鳥取城北高校野球部3年の田野島瑛選手=東岡町=が、5日開幕の第100回全国高校野球選手権記念大会に出場する。2年前、祖父と約束した甲子園。夢は果たせたが、祖父はすでに他界し、聖地に立つユニホーム姿を見せることはできなくなった。それでも田野島選手は、熱い思いを胸に、大舞台での全力プレーを誓う。

 16年春、遠くの高校に進学することを心配する祖父に、「絶対、甲子園に連れていくわ」と約束し、鳥取県内の寮に向かった。祖父は阪神タイガースが好きで、甲子園には強い思い入れがあった。おじいちゃん子だった田野島選手は、どうしても、甲子園で自分の姿を見せたかった。

 慣れない環境に苦しむこともあったが、約束を果たすため130人を超える部員がいる強豪校で、懸命に練習に励んだ。だが、新生活を送り始めて2カ月、思いもしない祖父の訃報が届いた。77歳。肺炎を患い、あっという間だった。

 2年生で迎えた秋、3年生の春の県大会では、直前にメンバーから外された。だが、最後の夏の県大会は背番号3を付けた。2回戦は先発出場し、1安打1盗塁を記録し、勝利に貢献。そのほか2試合でも途中出場した。決勝での出場はなかったが、チームは米子西を破り、3年ぶり5度目の甲子園を決めた。

 「やっとおじいちゃんとの約束が果たせた」

 右投げ左打ちで、身長175センチ、体重70キロ。出塁率が高く、足が速いのが自分のアピールポイントだ。一塁手だが、内野ならどこでも守れる。惇明小1年の時に惇明ホークスで野球を始め、中学では硬式の福知山ボーイズに所属。3年生の時には全国大会に出場した。

 田野島選手は「恵まれた環境で野球をさせて頂きました。自分一人の力ではここまで来ることが出来なかったので、今までお世話になった全ての方々に感謝したいです。また、ここからがスタート。試合に出たときは全力プレーをするので応援お願いします」と意気込む。

■1回戦は7日目 龍谷大平安と■

 夏の甲子園は、5日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕。17日間の日程で行われる。鳥取城北の1回戦の相手は、くしくも京都代表の龍谷大平安に決まった。大会7日目の第1試合に登場する。

 大会が終わって福知山に帰ったら「お墓参りをして、おじいちゃんに甲子園のことを話したい」。


写真=夏の甲子園に出場する田野島選手


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