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両丹日日新聞2018年3月 6日のニュース

アユを3600キロ放流、カワウ対策にも力 由良川漁協

アユの放流 由良川漁業協同組合(瀬野照義組合長)は、京都府福知山市猪崎の市武道館で4日に第68回通常総会を開いた。今年度の事業計画ではアユの放流やアユの天敵のカワウの対策を講じていくことなどを承認した。

 総会には組合員52人が出席。瀬野組合長は「昨年度はアユの天然そ上が少なく、3回もの大きな台風があり、これまでで最も悪いアユ漁となりました。内水面漁業は厳しい状況ですが、何か良いアイデアがあれば知らせてほしい」と呼びかけた。

 今年度(1月〜12月31日)事業ではアユ、フナ、ウナギ、ボラ、マス、テナガエビの稚魚放流を計画しており、アユについては昨年度と同じ3600キロを放す予定にしている。

 また、このところハエの稚魚が入手できなくなっているため、3年前から川底をならす産卵床づくりに取り組んでいて、今年度も由良川と牧川の合流点付近で実施する。

 このほかアユなどを食べるカワウの対策として、三和町と大江町の河川でテグス(糸)を張って飛来を防ぐ。綾部市内の2カ所で外来魚の駆除もする。


写真=漁協が毎年行っているアユの放流(一昨年撮影)

戦地から日章旗 遺族会が持ち主探す

 福知山市の文字が入り、寄せ書きされた日章旗が5日、米国人の男性から京都府福知山市の市遺族会(芦田則男会長)に返還された。第二次世界大戦中に従軍した父から受け継いだというチャーリー・トルヒーリョさん(68)=カリフォルニア州=が訪れ、篠尾新町のサンプラザ万助で手渡した。市遺族会は、元の所有者を探しており、情報提供を呼びかけている。

 この日章旗は、日の丸と「祈皇軍武運長久」「福知山市」の文字が印刷された手ぬぐい風のもの。チャーリーさんによると、父のレイマンさんが1945年にニューギニアで日本兵と交戦した時、拾って持ち帰っていたという。

 チャーリーさんは子どもの頃に、父から旗のことや戦争の悲惨さを聞いて育ったといい、「自分も従軍の経験があり、平和を願う思いは強いです。旗の返還は父を亡くした2003年ごろから考え始めました」と話す。

 返還への活動を始めたチャーリーさんは、5年ほど前、カリフォルニア州在住の日本人男性と知り合い、旗を見てもらった。この男性は「福知山市」と書いてあったことから、福知山出身の日本兵が戦地に持って来ていたものと考え、チャーリーさんに代わって市へ連絡した。

 市からチャーリーさんの思いを聞いた遺族会は、元の所有者の関係者を探すなどをしてきたが見つからず、市の代表として返還式を開催。西村仁一副会長が旗を受け取った。

 手渡したあと、チャーリーさんは「福知山から出た旗が、またこの地に帰って良かったと思います。旗を返せてほっとしました」と話した。

 西村副会長は「持ち主や関係者が分かれば、その方に返したい」と話す。旗は縦約23センチ、横約64センチ。

 寄せ書きは不明瞭だが、右から順に「糸井」「久代有吉」「中川」「内幸太郎」「志賀達男」「山内」「和田伍長」「福井」「桐村□(一文字不明)太郎」「井川伍長」「藤田上ト兵」などの文字が読み取れる。「戦勝」「発揚」「必勝」といった文字も添えられている。

 旗は市遺族会で保存し、持ち主の関係者が分かれば返す予定。問い合わせは市遺族会の安達文彦さん、電話0773(36)0250へ。


写真=旗を見つめるチャーリーさん(左)と遺族会のメンバー


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