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両丹日日新聞2018年2月13日のニュース

昔ながらの手作りこんにゃく 川合の特産にと販売開始

 京都府福知山市三和町川合地域の婦人グループが、江戸時代から生産が盛んだった「川合のこんにゃく芋」を使った商品づくりを始めた。地元の加工所で昔ながらの製法で手作りし、風味豊かなこんにゃくが仕上がった。13日から町内で定期的に販売を始める。今後、市内や京阪神などに販売ルートを開拓し、6次産業化をめざす。

 川合地域は山間にあり、狭い畑が効率よく利用でき鳥獣害に遭いにくいことなどから、こんにゃく芋の生産が盛んだった。しかし、生産量は近年激減し、各家庭に伝わっていたこんにゃくを作る技術も消えようとしている。

 こうした中、こんにゃく芋の生産をする農事組合法人「かわい」代表理事の土佐祐司さん(64)が提案し、「かわい」が栽培する万願寺甘とうの収穫作業をする地元の婦人グループ「ささゆりグループ」(堀川成子代表、10人)が、「昔ながらの製法で一味違うこんにゃくを作り、地元の特産品にしよう」と結束した。

 作業場所は「かわい」が所有する上川合の川合ふれあいセンター内で、昨年12月に府中丹西保健所の製造許可を受けて設置した。8畳ほどの広さで、作業台や調理道具など必要な機材は府むらの活力向上事業の補助を受けてそろえた。

 12日には、こんにゃく作りに詳しい兵庫県西宮市の安部大輔さん(40)に教わりながら作業。土佐さんが4年がかりで栽培したこんにゃく芋をよく洗い、皮をむいた後、ミキサーにかけてすりおろし、力強く練った。これを丸めてゆでて完成させた。

 一般のものは凝固剤として炭酸ナトリウムなどが使われるが、昔と同じように、わらを燃やした灰を使っており、癖のないやさしい味に仕上がった。 

 婦人グループの堀川代表は「昔から地域に伝わる農産物を生かして加工品を生み出し、過疎化が進む地域の活性化につなげたい。こんにゃくはその第一弾で、芋の生産から販売まで一貫してできるように頑張りたい」と意欲をみせる。

 皿に盛って刺し身こんにゃくとして食べるのがおすすめといい、値段はパック詰め(2個入り)で税込み250円。当面は毎月3、13、23日午後2時から5時まで同町千束の国道9号沿いで開く「夕焼けマーケット」と、川合ふれあいセンター内で毎週水、金曜日の午前中に開く「よってっ亭」で販売する予定。


写真=安部さん(左上)の指導で販売に向けたこんにゃくが完成し、喜ぶメンバーたち

三和町内唯一のスーパー閉店 人口減で利用減り

 京都府福知山市三和町千束にある町内唯一のスーパーが、18日で閉店する。旧三和町時代の1986年に開店以来、地元の人たちに重宝がられてきたが、町内での人口減少や高齢化などで来店客が減り、売り上げは最盛期の半分以下に落ち込んでいた。店舗を経営する会社は「苦渋の決断で、閉店の道を選ぶことになりました」とし、理解を求めている。

 建物は賃貸借契約となっており、現在のところ新店舗が入る話はないという。住民らから不安の声が上がっており、市や関係する機関・団体は今後の対応を検討している。

 市役所三和支所は、地域全体の対応策を考え、町内へのスーパー誘致の調査、検討もする。まずは今月中に、自治会長らに対し、状況を説明する。

 町内で公共交通空白地有償運送事業に取り組む三和地域協議会は、旧市域の下六人部地区(多保市)にある商業施設への運行が可能か検討する。ただし関係事業者の理解を得る必要があり、「実現までにはしばらく時間がかかる」としている。

 また市社会福祉協議会三和支所では、訪問介護事業の一つとして、買い物をして高齢者宅で食事を提供するサービスがあり、このスーパーで食材を購入していた。閉店後は、別の商業施設で買い物をする必要があり、これまでよりサービスにかかる時間が長くなるため、利用者の負担増につながることから、対策を検討している。

 運営会社では、三和町の一部で走らせていた軽トラックの移動スーパーを、閉店を機に町内全域に拡大する方針。これからコースを定め、巡回する計画を立てているという。

 閉店を受け、住民からは「これから不便になる」といった声が出ており、8日に同店を訪れた菟原中の灰野久子さん(68)も「(閉店後は)スーパーまでの距離が遠くなるので、とっても残念です」と話していた。


写真=18日に閉店するスーパー


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