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両丹日日新聞2018年1月 6日のニュース

鉄道館存続の危機 老朽化し3月で休館

新町アーケード内の福知山鉄道館  「鉄道のまち福知山」の歴史を伝える施設として親しまれ、今秋で開館20周年を迎える京都府福知山市下新町の福知山鉄道館ポッポランド(足立和義館長)の存続が危ぶまれている。1931年に建設された施設の老朽化が進んでおり、安全性を考慮して旧市街地で移転先を探してきたが、見つからない状態。このため、管理する市は所有者との賃貸契約更新時期の3月末で休館し、市内全域に広げて候補地を探す方針だ。

 同館は98年9月、市制施行60周年を記念し、中心市街地活性化のけん引役として開館した。地元商店街が長年運営し、14年春から西日本鉄道OB会福知山地方本部が引き継いだ。

 かつて百貨店や銀行などとして使われた鉄筋コンクリート造り5階建ての建物の1階部分297平方メートル余りを利用。高架前の福知山駅周辺ジオラマやC57の動輪、北丹鉄道関係資料、旧国鉄時代の鉄道部品など500点以上を展示している。

 元SL機関士らスタッフの経験談を交えた分かりやすい説明が好評で、一時は年間1万人を切った入館者が、一昨年度は過去4番目の多さとほぼ同じ約1万7千人に回復し、累計約30万人になっている。

 しかし各地で震災が発生し、高い耐震性が求められるなかで、市では「施設が老朽化し、耐震性にも課題があり、不特定多数の人が出入りするため、安全性の確保が必要」と、昨年8月から同地方本部と対策を協議。賃貸のため市が改修するのは難しく、移転先を探したが、展示スペースや賃貸料などから適した物件は見つからなかった。

 このため、昨年12月28日に開かれたポッポランド運営委員会で、市は現施設での運営を今年度内でやめ、旧3町を含む市内全域で移転先を探すことを伝えた。さらに、ポッポランドのあり方について、関係者、学識経験者、一般市民で組織する検討委員会を組織するという方向性を示した。

 市では「SLを静態保存する2号館は休館しない。本館は苦渋の決断の末、いったん休館という方向性を決めた。今とは別の場所に適した建物を見つけ、一日も早く再開できるように努力したい」と説明する。

 スタッフ12人の先頭に立つ足立館長は「運営を引き継いで以来、大切な鉄道遺産を展示するポッポランドの入館者を増やそうと工夫を凝らしてきた。入館者が回復するなかで、はしごを外された気持ち。鉄道のまちの灯を消すようなことをしてはならない。このままでは閉館となる可能性もあり、存続に向けて市に強く要望する」という。


写真=3月末で休館予定の新町アーケード内にある福知山鉄道館

地方の景気回復へ行動を 政財界の450人参加して賀詞交歓会

期待を込めて乾杯 京都府福知山市の政財界はじめ各界の代表者らが一堂に集まり、新年のあいさつを交わす賀詞交歓会(福知山商工会議所主催)が5日、篠尾新町のサンプラザ万助で開かれた。約450人が出席して、地域経済好転への期待を込めて一年の船出を祝った。

 開会のあいさつに立った谷村紘一会頭は、日本経済好況の実感が伴わない地方にとっても、行動の年だと力を込めた。

 「好況を意識して、もう一度足腰を鍛え、今はしんどくとも頑張れば必ず回復するとの確信を持ち、信じて行動する時期に至っている」と呼びかけ、「商議所も支えるだけでなく、積極的に背中を押す『プッシュアンドサポート』の役割を果たしたい」と続けた。

 来賓で祝辞を述べた大橋一夫市長は、16日から相談業務を開始する福知山産業支援センターを旗頭に「商議所、商工会と連携して地域経済活性化に取り組みたい」と意気込みを見せた。

 京都5区選出の本田太郎・衆議院議員も駆け付け、国会での地方創生を巡る議論の手ごたえを語り、地方消費税を例に挙げて「大都市集中ではない、財源の地方分配の流れが来ている」と展望を見据えた。

 大谷洋介・市議会議長の音頭で出席者らがグラスを高々と掲げて乾杯し、歓談した。


写真=地域経済好転への期待を込めて乾杯


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