WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2017年9月 2日のニュース

ネットの寄付で食品加工所 限界集落活性化にと

毛楽里 京都府福知山市大江町、棚田の里・毛原の公会堂にこのほど、食品の加工所ができた。以前あった台所を改装。施設名は「毛楽里」と名付けた。今後は地元の野菜や果実などで加工品を作り、イベントなどで販売していく。

■棚田の里・大江町毛原■

 三方を急な山に囲まれ、元から世帯数が少なかったところへ高齢化が追い打ちをかけた限界集落。そこで住民有志でつくる活性化グループ「毛原の棚田ワンダービレッジプロジェクト」(水口一也代表)が、1千年続く里づくりのために活性化計画を立案。取り組みの一つとして加工所の整備も挙げた。

 改修費や加工品の真空包装機の購入費については当初、国の補助金を受けるつもりだったが、整備には使えないことが判明。インターネットで広く協力を求めるクラウドファンディングでの資金集めに切り替えた。

 昨年9月27日から2カ月間呼びかけたところ、締め切りの1週間前に目標額の100万円に達した。

 台所の改修は、フローリングをコンクリートに替えたほか、壁に防水の板を張り、流しの水槽を2槽にした。
0902kakousyo.jpg
 改修費はクラウドファンディングで集まった寄付金を活用。真空包装機については府の地域力再生プロジェクト支援事業交付金(地域力ビジネスプログラム)を利用して購入した。

 加工品については現在、地元の女性たちが中心となってアイデアを出し合い、季節ごとの野菜や果実を使った品を考案中で、黒豆の粕漬けなどの試作品作りを進めている。19年度からの販売を予定する。地区内のイベントで出していくほか、加工施設での販売も考えている。

 加工所の名称は、クラウドファンディングでの協力者108人に対して募集したところ、13人(件)から応募があり、滋賀県近江八幡市の男性が考えた「毛楽里」に決まった。

 水口代表(59)は「加工品は毛原に来てもらうことを基本に考え、地元で販売し、毛原の良さを知っていただき、ファンを増やしたい」と話している。


写真上=加工所がある公会堂に加工所の看板を取り付けた
写真下=台所を改修してできた加工所

警察を公立大学へ移転−災害想定して訓練

 京都府警福知山署(山田健一署長)は1日、災害時に警察署の機能の一部を福知山市西小谷ケ丘の福知山公立大学へ移転する訓練に取り組んだ。生活安全、交通など各課の職員が参加し、非常持ち出し物を携えて大学へ移動したあと、緊急事態対策本部を設置した。

 同署は6月30日に大学と、施設の一部を大規模災害時に代替使用する協定を結んだ。これに基づいての初めての訓練。

 台風で由良川が氾濫し、署庁舎が機能不全になる恐れがあるという想定で、各課から約30人が参加。山田署長が移転判断をするところから始まった。持ち出し物の準備、留置人の移送をしたあと、署員らが大型輸送車で大学へ移動した。

 署員は4号館4階の大会議室へ、通信機材、市内地図などの荷物を運びこみ、緊急事態対策本部を設置。行方不明者の相談、緊急車両の手続き、拾得物の届け出などの窓口も設けた。

 さらに、無線で被災、交通、避難の各状況や負傷者の数を確認するところまでの手順も確認した。

 山田署長は訓練後、「災害はいつ起こるか分かりません。いざという時も対応できるように、署員の練度を上げていきたい」と話した。


写真=非常持ち出し物などを携え大学へ移動する署員


株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ