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両丹日日新聞2017年2月10日のニュース

近畿北部で記録的な大雪の恐れ 12日まで警戒を

足元に注意しながら登校 10日から12日にかけて、強い冬型の気圧配置が続くため、日本海側では西日本を中心に、記録的な大雪になる恐れがある。京都府福知山市でも、午前10時30分時点で大雪警報が発令されており、一部の小中学校は、休校にするなどして対応。今後もさらに積もることが予想される。

 午前10時現在の積雪量は、多いところで登尾50センチ▽雲原48センチ▽夜久野町今里51センチ▽同町田谷44センチ▽大江町佛性寺38センチ。市街地の篠尾や三和町の観測点では、5〜7センチほどとなっている。

 気象庁によると、近畿北部では1月22日〜25日の大雪に匹敵するか、上回る恐れがあると予想。10日午前6時からの24時間降雪量は、多いところで府北部の山地で60センチ、平地で40センチとし、以降も雪が続く見込みという。

 市危機管理室では「積雪と路面凍結による交通障害のほか、ビニールハウスやカーポート、古い建物などは、倒壊の危険があるので、近寄らないでください。また無理な雪かきは控え、消火栓と防火水槽は、雪で埋まらないようにして」と呼びかけている。

■4小学校と6中学校が休校■

 大雪警報が発令された影響で、市内の市立小学校では10日、上豊富、菟原、細見、天津が休校。その他18校は通常通り。

 中学校では桃映、三和、成和、川口、大江、日新は休校。共栄は一般入試で休校、福高附属を含むその他4校は通常通り授業を開始した。

■私立高校入試は予定通り実施■

 高校は、私立の京都共栄学園、福知山成美、福知山淑徳3校の一般入試の日になっており、予定通り実施されている。在学生は休校。府立の福知山、工業、大江は通常通り。

■鉄道は遅れ発生の恐れ■

 大雪が見込まれるため、JR西日本福知山支社と京都丹後鉄道は10日朝、「気象状況によっては運転見合わせや大幅な遅れが発生する恐れがある」と利用に注意を呼びかけている。

 同日午前11時現在、JR、丹鉄とも通常ダイヤで運行している。運行状況はそれぞれのホームページからも確認できる。


写真=足元に注意しながら登校した(10日午前8時ごろ、惇明小で)

福知山城を桜の名所に 市民有志らが植樹など計画

桜がたくさんあったころの福知山城 福知山城を再び桜の名所にしようと、京都府福知山市内の有志らが「お城に花を咲かせましょう実行委員会」(吉田博会長)を結成した。かつて城にはたくさんの桜があったが、枯れたり、工事で伐採されたりして数が減った。実行委では花見の季節に多くの人が集うよう、城やその周辺に、桜を植えていく活動に取り組む。

 福知山城は438年前の1579年(天正7年)に明智光秀が築城したとされている。明治初めに取り壊されたが、1986年(昭和61年)に天守閣が再建された。この当時は城周辺に118本の桜があった。

 再建前から、春になると多くの花見客が訪れ、桜の名所になっていたが、樹齢を重ねて傷みが進んで枯れたり、99年の豪雨災害で崩壊の恐れがあった石垣の工事のため伐採されたりして本数が減少。現在はソメイヨシノとシダレザクラ合わせて31本だけとなった。

 年々減っていく城の桜の現状を心配し、吉田会長(66)らは以前から市に桜の木の植樹を要望。自分たちでも植樹を進め、桜の名所として復活させようと、このほど有志7人で実行委を結成した。

 具体的な活動としては、桜の植樹のための募金活動や講演会開催、景観整備に関する先進地視察などに取り組んでいく。植樹の場所などについては市や専門家と相談しながら決めていくという。

 城周辺だけでなく、城から広小路通りなど中心市街地に続く道沿いなどにも植え、桜並木を作り、多くの観光客が回遊して楽しめるようにしたいと考えている。

 実行委の活動に呼応し、市はギオンシダレザクラ1本を植樹する計画で、日本各地の名桜、老桜を見守る「桜守」として知られる造園家の佐野藤右衛門さん(88)=京都市=も同じギオンシダレザクラ1本を実行委に寄贈し、植える予定にしている。

 どちらも高さ8メートルの成木で、市では「ギオンシダレザクラがシンボルツリーとなり、多くの人たちの力で植樹が進んでいけばありがたい」と期待する。

■26日に文化講演会 現地説明会も■

 実行委は結成を記念して26日午後1時30分から、佐野さんを招いた文化講演会を西小谷ケ丘の福知山公立大学4号館1階で開く。演題は「人間の都合と自然の都合〜福知山城とさくら」。市共催で、福知山観光協会、両丹日日新聞社など後援。

 当日は午前11時から福知山城で桜の現地説明会も開く。佐野さんが木の生育状況などを説明する。講演会、説明会ともに無料で、事前の申し込みは不要。

 吉田会長は「ただ植えるだけではなく、城の桜を守り育て続けていき、福知山を愛してもらうことが大切。城が桜でいっぱいになることで、昔のようなにぎわいを取り戻し、観光客の増加にもつなげていきたい」と願っている。


写真=桜がたくさんあったころの福知山城(1988年4月、大地洋次郎さん撮影)

ジビエを地元の新名物に 中丹3市でフェア

ジビエフェア 地元産の「新しい食材」を味わってもらおうと、福知山、綾部、舞鶴3市の飲食店などが参加して「京都丹波ジビエフェア2017冬」(両丹日日新聞社など後援)が展開されている。古くから親しまれてきたものの、近年はあまり食べられていなかった猪、鹿の肉を「ジビエ」として再注目。中丹地方の新名物にと、各店張り切っている。期間は26日まで。

 ジビエは狩猟で捕獲した野生鳥獣肉のことで、ヨーロッパでは高級食材として重用されている。日本でも猪肉を「ぼたん」、鹿肉を「もみじ」と呼び親しんできたが、値が張ることや、食肉加工・調理に手がかかることから、口にする機会は少なかった。

 一方で猪、鹿は農作物や山の木々を食い荒らし、各地で大きな被害をもたらしている。駆除が欠かせないが、追いつかない現状にある。そこで、この有害鳥獣を新たな食の資源にと、京都府がジビエの振興に力を入れている。今回のフェアも、府中丹広域振興局が呼びかけ「地域のお役に立てるなら」と、3市の29店が参加した。

 内訳は福知山12店、綾部7店、舞鶴10店。レストラン、和食堂、居酒屋、ホテル、精肉店などジャンルは様々で、提供する料理も多種多彩。鍋や焼き肉、シチュー、ラザニア、ポトフなど、それぞれに工夫をして「我が店自慢の味」に仕上げている。

 京都府福知山市駅前町の丹波茶屋は「鹿のお刺身風(コンフィ)」を考えた。福知山城などを散策してきた観光客が多く立ち寄る店。駅から電車に乗る前の時間を利用して食事をする際に、地元ならではの名物料理を求められることから「福知山で捕れた鹿肉なら喜ばれるのでは」と思い立った。

 食材を供給している夜久野町門垣の田舎暮らし社からアドバイスを受けながらメニューを開発。鹿肉とスパイスを真空パックに詰めて湯煎する低温調理で、刺し身に近い逸品にできた。

 常連客にも好評だといい、店主の林田賢さんは「日本酒、特に府北部のお酒とよく合います」と、おいしい食べ方を勧めている。

■抽選プレゼントを用意■

 フェア開催中に参加店でジビエ料理を注文すると、プレゼントに応募できるアンケート用紙がもらえる。
 プレゼントは3コース。Aコースは「鹿ソーセージと肉まん」10人、「鹿肉ローストと鹿肉燻製」10人。Bコースは京都丹波ジビエの鹿皮を使ったフェア開催記念鹿皮ミニシステム手帳10人。Cコースは京都丹波ジビエの鹿角を使った鹿角オブジェ1人。

リーフレット

 3市の参加店を載せたリーフレットは、参加各店と府福知山総合庁舎、市役所・3支所などにある。

■東京でも同時開催 ぐるなびで紹介■

 中丹3市でのジビエフェアは26日までだが、東京でも21日まで同時開催されている。赤坂、渋谷などの人気13店が参加。グルメ情報サイト「ぐるなび」に特設ページを設けて紹介していて、京都丹波鹿肉の赤ワイン煮込みや低温ロティなど、特性を生かした料理で話題を集めている。


写真上=「せっかくの地元の食材。地元の人にも味わってほしい」と調理に励む丹波茶屋・林田さん
写真下=ジビエフェア参加店を紹介したリーフレット



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