由良川築堤に伴う延伸のため、長期通行止めとなっていた京都府福知山市戸田の戸田橋で工事が完成。2日午前10時から現地で記念式典が開かれた。午後2時供用開始。

　佐賀・川北方面と石原・長田野方面を結び、多くの人が利用する動脈路線。

　一帯では、国土交通省による由良川中流部改修事業で堤防の築造工事が行われている。これまでの戸田橋は、新しくできる堤防を越えられないため、戸田側へ延ばすことになった。2014年度に事業着手し、通学路を確保するため歩行者と自転車用の橋を先に設け、16年8月から車両全面通行止めにして本体の延伸工事をしていた。

　車道部分は、元の橋の戸田側45メートルを撤去して新たに134メートルの橋りょうを設けた。橋の長さは360・5メートルになった。先に設けていた自転車歩行者用の橋と合わせた総幅員は11メートル。道路築造143・3メートルを含めた総事業費は約9億円。

　当初は今年5月完成の予定だったが、早めることができた。

　完成式典では、府中丹広域振興局の野村賢治局長があいさつに立ち、工事への地元や関係者の協力に感謝。来賓らが祝辞を述べ、くす玉を開いて祝った。地元の人たちや、近くのわかば保育園の園児約50人が、渡り初めのフリーウォークをした。


写真＝くす玉を開いて完成を祝った（2日午前10時30分ごろ）