福知山花火大会実行委員会(会長・谷村紘一福知山商工会議所会頭、47人)は20日、13年8月に京都府福知山市で発生した花火大会屋台爆発炎上事故の被害者全員の救済が完了したため、今年度末で実行委を解散すると発表した。 実行委は福知山市内の官民で構成しており、19日に会合を開いて解散を決めた。
通常は8月の花火大会が終わるごとに解散してきたが、事故があった第72回大会以降は被害者救済に取り組むために継続していた。
事故の責任は火元の屋台店主の男=業務上過失致死罪で禁錮5年の刑が確定=にあるが、服役中で応じられないため、大会主催者の道義的な立場から被害者との示談交渉にあたったとしている。
死傷した観客57人全員との示談成立に伴う手続きの全て、そのほかの事務処理もめどがついた。解散後に新たに事務処理が発生した場合は、実行委事務局の商議所に委任する。
花火大会の今後については、「現行の実行委形式ではできない」との見解を変えておらず、再開の見通しは立っていない。
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