兵庫県丹波市を舞台にした映画「恐竜の詩」の全国上映成功凱旋上映会が、23日に丹波市春日町黒井の春日文化ホールで開かれる。午後1時30分からと5時からの2回上映（入れ替え制）。どちらも近兼拓史監督と、とみずみほさん、澤田敏行さんら出演者たちが舞台あいさつする。

　近兼監督による「下町の詩」シリーズ3作目。巨大恐竜の化石が発見され、「まちおこしの千載一遇のチャンス」とわく小さな山里で、予算が無い中、人びとが知恵を絞り、力を合わせて動き出すという物語。

　昨年4月から12月まで丹波市で撮影が行われ、地元の住民たちも大勢出演するなど、市を挙げて協力して完成した。

　今年6月から東京を皮切りに、北海道、沖縄など全国16カ所で巡回上映され、各地で大好評を得ての「凱旋」になった。

　入場料は大人1500円、中学生以下1千円。入れ替え制。春日文化ホールはＪＲ黒井駅近くで、市春日庁舎と同じ敷地。電話0795（74）1050。


写真＝昨春から冬にかけ丹波市内で撮影が行われた