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両丹日日新聞2018年11月20日のニュース

平成の大合併時の福知山市長 高日音彦氏死去

高日音彦氏 元福知山市長の高日音彦(たかひ・おとひこ)氏が19日午前8時52分、肺炎のため入院先の病院で死去した。79歳だった。自宅は福知山市三俣413。通夜は22日午後6時から近親者で、葬儀・告別式は23日午前11時から、いずれも福知山市長田野町の市斎場で営まれる。喪主は長男の利英(としひで)氏。

 高日氏は、東京農業大学農学部農業工学科を卒業。1962年4月、京都府技術吏員に採用された。府農林水産部耕地課長、府立福知山高等技術専門校長を歴任。94年6月から約10年間、故・中村稔市長のもとで市助役を務めたのち、04年6月に第9代市長に就任。1期4年間、福知山の発展のために尽力した。

■駅高架化、市民病院全面改築実現■

 市助役として約10年支えた中村市長から、市政を引き継いだ市長現職時には、「北近畿の都づくり」を推進し、福知山市、三和町、夜久野町、大江町の福天1市3町の合併、JR福知山駅の高架化、福知山市民病院の全面改築と、大型事業を実現した。

 ソフト面では「来庁者を気持ちよく迎えたい」と、各課窓口の職員が市民ら来庁者に「いらっしゃいませ」とあいさつする「いらっしゃいませ運動」を浸透させるなど、市役所や職員意識の改革にも取り組んだ。

 その一方で、台風23号による甚大な災害、市民病院の建築工事を巡る贈収賄事件による職員の逮捕など、気苦労は絶えず、災害復旧対応や市民からの信頼回復に心血を注いだ。

 市長を退任してから約1年後の2009年4月に市自治功労者表彰を受け、同年11月には地方自治功労で旭日双光章を受章。その際は「現職時代は妻に任せていた農業に汗を流している」と話し、穏やかな表情を浮かべていた。


写真=旭日双光章を受章した際、市長時代を振り返る高日氏(2009年11月)

    

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