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両丹日日新聞2018年11月 2日のニュース

育てたイモでニラコロッケ 障害者施設が新商品

第2ふくちやま作業所 社会福祉法人ふくちやま福祉会が京都府福知山市勅使で運営する障害者就労支援施設・第2ふくちやま作業所(石田数哉施設管理者)は、利用者が育てたジャガイモなどを使った自家製コロッケを主力商品にしている。新たにニラ味も開発、4日に開催する「秋の収穫祭&バザール」で販売する。

 第2作業所は、アイス製造・販売の事業に取り組んでいたが、法人が隣接地でカフェレストラン&ベーカリー「あまづキッチン」を開店して機能を移したことから、代替の中核事業にと、2015年からコロッケ製造を始めた。

 原材料のジャガイモは、利用者が畑で育てて収穫したものを使う。足りない分も市内農家から仕入れていて、地元産100%。みんなで初めて作ったことから「はじめてコロッケ」と名付けた。サツマイモやカボチャなど季節の野菜を使ったものも手がける。

 コロッケを担当している利用者は現在6人。計量と成形の2人1組でローテーションし、パン粉のまぶしと仕上げをする職員1人で作る。製造をしない日は畑に出て汗を流す。自分たちで作ったものを加工して売る「目に見える成果」にやりがいを感じている。
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 今年はニラが豊作で、コロッケに生かせないかと試作。9月に外部イベント出店で並べて好評を得たため自信をつけ、4日の秋の収穫祭&バザールでは目玉商品として大々的に販売することになった。

 ニラをふんだんにつかい、スパイシーな味と後からくる風味を楽しんでほしいという。製造チームのリーダーは「自分たちで畑で作ったニラを、自分たちで切って炒めてコロッケにしています。たくさんのお客さんに食べてほしい」と張り切る。

 秋の収穫祭&バザールは午前10時から正午まで。コロッケはニラ、プレーン、カレーの3種類で、いずれも一個税込み140円。他にねぎやきや大学イモ、山形名物玉こんにゃくなどもある。

 あまづキッチンウッドデッキでは、ふくちやま福祉会後援会のミニバザーが開かれる。


写真上=自分たちで栽培した農産物を使ったコロッケを作っている
写真下=新作のニラコロッケ

    

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