京都府福知山市喜多の高野山真言宗・金光寺(廣安龍哉住職)で進めていた不動堂の回廊修復工事が、このほど完了した。平野町の府立福知山高等技術専門校ものづくり基礎科の訓練生12人が、今年の5月から取り組んできたもので、10月21日に最後の仕上げをした。
同寺がある三岳地区で、牧の産業廃棄物処理業・スリーエス(丸岡陽太社長)が、地区や府、市とモデルフォレスト協定を結んで森林保全活動をしており、高技専にも声をかけ、ともに取り組んできた。今回の活動もその一環。
森林保全のため、同寺の裏山でヒノキなどを伐採して使い、一昨年度は堂正面の階段を新調した。回廊の修復にもこれを利用。一辺の長さは9・5メートルで、5月から10回ほど作業をし、最終日の21日は製材した板を床に張るなどの仕上げに訓練生が汗を流した。
訓練生の高田雅紀さんは「学んだ技術を生かし作業をしました。現地での組み立て作業が大変でした。これからも長く使っていただければと思います。地域の役に立ててうれしい」と話していた。
写真=完成した回廊と不動堂
[PR]
株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232
著作権
このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。