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両丹日日新聞2018年10月16日のニュース

丹波栗スイーツコンテスト 光るアイデアに「ビッ栗!」

プロ部門グランプリ 京都府福知山の特産品「丹波栗」を使うオリジナルスイーツを公募したコンテストの最終審査が、14日にあった。グランプリはプロ部門が、まころパンの岩切康子さん(34)=下荒河=の「ビッ栗! まるごと丹波のマロンぱん」。学生部門のグランプリは京都華頂大学現代家政学部食物栄養学科3年生の石川果歩さんの「丹波の実り」が輝いた。プロ部門の審査員特別賞には、昭和新町でランチハウスリリーを営む加藤眞さん(68)の「栗みそのバタークッキー」が選ばれた。

 スイーツフェスティバル実行委員会(事務局・福知山観光協会)が初めて取り組んだ「福知山 丹波栗スイーツアイデアコンテスト」。プロ部門に11人13作品、学生部門に26人27作品の応募があり、書類審査を通過した各部門5作品が、14日に市厚生会館で開かれたスイーツフェスティバル会場での最終審査に進んだ。

学生部門グランプリ

 審査員は、市のドッコイセ大使でミシュラン一つ星レストランオーナーシェフの杉本敬三さんを委員長に、三つ星獲得の料亭総料理長ら名だたる4人が務めた。

 杉本さんは「おいしいのは当然として、福知山らしさがあるか、商品化した後もしっかり売っていけるかを重視しました」と総評。岩切さんのグランプリ作品については、「アイデアが良い」「商品化を前提としたときに一番可能性を感じた」などと審査員コメントで高く評価された。


■竜王戦第4局のおやつ候補に■

 受賞した3作品は、11月24、25両日に福知山城を会場に開催される将棋・竜王戦第4局で、おやつのメニューに掲載され、羽生善治竜王、挑戦者の広瀬章人八段が口にする可能性がある。また、実行委が一般流通に向けて、商品化と販路拡大を支援していく。

 グランプリの岩切さんは、関東地方のカフェでパンを作って働きながら、まころパンとしてイベント出店をしてきた。結婚を機に今春に夫の古里の福知山に移住して、今はイベント時のみ販売しているが、ゆくゆくは自分の店を構えたいという。

 「丹波栗は素材がいいので、丸ごと1個を使い、ありのままの良さを引き立てる方法を考えました」と話す。クッキー生地に塩を利かせて味を引き締め、ラム酒をアクセントに加えた。「この作品をきっかけに、福知山に興味を持ってくれる人が増えたらうれしいです」と喜ぶ。

プロ部門審査員特別賞

 審査員特別賞に選ばれた加藤さんは、選別で外れたクリを加工品にして生かすことで、地域農林業の活性化につなげたいとの思いを込めて応募したといい、「栗みそは風味豊かで、料理、スイーツでも使えるということが分かりました」と話していた。

写真上=プロ部門グランプリの「ビッ栗! まるごと丹波のマロンぱん」
写真下=学生部門グランプリの「丹波の実り」
写真中=プロ部門審査員特別賞の「栗みそのバタークッキー」



    

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