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両丹日日新聞2018年7月11日のニュース

土石流が地区を襲う 母親背負い避難

勝手口から流入した土砂を指さす上山さん 7月豪雨により、京都府福知山市内でも多くの被害が発生し、住民らが後片付けに追われている。夜久野町柿本地区では、山間部の民家が土石流などの被害を受け、10日は地域住民らが被災した民家から泥をかき出すなどの作業に取り組んだ。

 柿本の集落内には畑川が流れ、その川沿いを中心に被害が多発した。上山昭雄さん(66)宅は畑川の支流が家の横を流れており、7日午前1時30分ごろ、支流上流から流れ出た土砂が勝手口から屋内に流入。1階の室内に泥が深さ約50センチほどたまった。

 上山さんは妻、母との3人暮らし。「土砂はすごい勢いで、入ってくると同時に家の電気が消えました。暗闇の中、1階の部屋にいた母親を背負い、2階に避難しました。何とか助かってよかった」と話していた。
 
 土砂は、畑川沿いにある田中幸男さん(73)宅にも押し寄せた。上山さん宅より低い位置にある。

 田中さんは「目の前の畑川から水があふれそうになり、近くの公民館へ避難をしようとした時に、家の周りに土砂が来ました」と話す。「また雨が降ると家の中に水や泥が入ってしまう。それまでに何とか出来ればいいのですが」と不安そうに話した。


■敷地えぐられ家の一部が浮く■


 田中さん宅の川向かいの水本克則さん(67)宅は、水面から約3メートルほどの高台になっているが、川沿いの敷地が水にえぐられ、木造2階建ての倉庫が流された。さらに、家の一角が宙に浮き、いつ崩れるか分からない状態となった。

地面がえぐられた水本さん宅

 水本さんは、6日夜から7日未明にかけて、「ゴロゴロという雷のような音が聞こえていました。川と反対側の道路を流れる水を防ごうと外へ出て、倉庫が流されているのに気付きました」という。

 10日には、神戸市から娘の美園さん(40)が自宅周囲の泥かきに帰ってきており、「家はひどい状態ですが、家族が無事でよかった」と胸をなでおろした。

 付近にはこのほか、土砂で埋まった車、欄干の折れた橋、山から流出した流木などが数多くあり、住民らが片付けを続けている。

 市は10日午後6時、同地区の1世帯3人に避難勧告を出した。河岸浸食によって家屋倒壊の危険があるためとしている。


写真上=勝手口から流入した土砂を指さす上山さん
写真下=地面がえぐられた水本さん宅

    

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