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両丹日日新聞2018年6月18日のニュース

土嚢作りは2人1組で 水害に備え拝師が訓練

土嚢作り講習 出水期を迎え、京都府福知山市の拝師自治会(菅原芳夫自治会長)は、地元公会堂で17日に防災訓練をした。近年市内で洪水が頻繁に起きていることから、住宅などに水が押し寄せた時に役立つ土嚢(どのう)の作り方講習を行い、住民たちが袋への土の入れ方や土嚢の置き方を学んだ。

 毎年の防災訓練で放水や消火器の使い方、心肺蘇生法などを身に着けてきたが、市内で相次いで発生する大水害に対応できるようにと、今年は土嚢やビニール袋に水を入れて使う「水嚢」の講習を初めて企画した。

 最初に公会堂内で福知山消防署員が土嚢の作り方を紹介。2人で作業することを勧め、袋にはスコップ5、6杯程度の土約20キロを入れることを説明した。

 このあと、外に出て市消防団修斉分団の指導で、2人1組になって実際に土嚢を作った。袋を開いて、スコップで土を入れる作業を順番に体験していった。

 住民たちは「土野量はこれぐらいでいいだろうか」などと相談しながら手を動かした。出来上がった土嚢の積み方も教わり、隙間がないように積み、その上からビニールシートを覆う効果的な水防法も知った。

 このほか、水のうの作り方講習では、水が入ったビニール袋を段ボール箱やプランターに入れて、土嚢替わりにする方法も覚えた。

 菅原自治会長は「拝師は水害常襲地ではありませんが、過去に床下浸水した家屋もあることから、土嚢の作り方を覚えてもらい、万が一の時には訓練の成果を生かしてほしい」と話していた。


写真=2人1組になって袋の中に土を入れ、土嚢を作る住民たち

    

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