京都府福知山市駅前町、市民交流プラザ内の市立図書館中央館(浅田久子館長)の来館者数が12日、100万人に達した。2014年6月21日に、市役所横の旧市民会館から移転して開館し、もうすぐ丸4年となる。100万人目となった石原の親子に、端野学・市教育長から花束と記念品が贈られ、節目を喜び合った。
駅に隣接した交流プラザの1、2階を占め、蔵書は約22万冊。4月には子どもの読書活動優秀実践図書館の文部科学大臣表彰を受けた。
来館者数は15年8月に30万人、16年5月に50万人を突破した。丹波、丹後、但馬地方の住民にも貸し出しを行い、普段から市内外を問わず学生、児童生徒、親子連れ、年配の人らが訪れており、年間では特に夏休みの期間に利用者が増えるという。
100万人到達に向けて、100万冊売れた絵本や新図書館となってからの貸し出しベスト本の展示などの記念イベントも開催しており、今月6日には来館者が99万7500人に達していた。
記念すべき100万人目となったのは、午前11時ごろにやって来た石原の波多野友香里さん(31)と長女の葵ちゃん(1)。交流プラザ3階で開催されたリトミック教室の帰りで、月に数回は図書館を利用し、葵ちゃんの絵本を借りているという。
波多野さんは「中央館には子どもが靴を脱いで楽しめるスペースもあるので、とても利用しやすいですし、友だちをつくる良い機会にもなっています。100万人目になるなんて運が良かったですね」と驚きながら喜んでいた。
浅田館長は「赤ちゃんからお年寄りまで幅広い方々に利用してもらう親図書館が目標です。子どもの読み聞かせなど、これまでの事業を充実させ、新たな取り組みも進めることで、図書館ファンを増やしていきたい」と話していた。
写真=100万人目で花束を受ける波多野さん親子
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