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両丹日日新聞2018年6月 6日のニュース

光秀祭る御霊神社にキキョウ奉納 種から育てて

 明智光秀を祭る京都府福知山市中ノの御霊神社に、キキョウの花苗44株が奉納された。キキョウは明智家の家紋に使われており、地元のスイーツ店店主、植村勇輝さん(31)が、種から育てた苗を足立常秋宮司に手渡した。

 植村さんは明智光秀が大好きで、店名を「明智茶屋」と名付けるほど。全国から光秀ファンらが来店し、昨年、光秀ゆかりの称念寺がある福井県から来店した光秀ファンの女性と「明智家の家紋のキキョウを育てよう」と話が盛り上がったことがきっかけで始めた。

 昨年は栽培に失敗したが、今年3月にその女性から種を約200粒もらってキキョウの栽培に再挑戦。育て方などを見直し、今年は約50本の栽培に成功した。光秀ゆかりの地から届けられた種を福知山につなげたいと考え、御霊神社に寄贈を申し出た。

 これと並行して、キキョウ栽培の輪を広げようと、他の光秀好きの来店者に種の一部を譲るなどした。

 5日に神社を訪ね、本殿前で植村さんから足立宮司に苗を寄贈。奥行き0・5メートル、幅2メートルほどの境内花壇に植え付ける作業もした。まだ苗が小さい残りの10本ほども、成長を待って寄贈する予定。

 足立宮司は「昔あった花壇をこの機に復活させました。参拝した人に、光秀公ゆかりの神社だと感じて頂けるようになる」と喜ぶ。植え付けを終えた植村さんは「自分で境内に植えさせてもらえるのはうれしいです。花が咲いたら見に来たい」と話していた。


写真=植村さん(左)が足立宮司へキキョウの苗を手渡した

    

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