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両丹日日新聞2018年5月14日のニュース

公立大が「まちかどキャンパス」開設  学生と市民交流の場に

まちかどキャンパス 京都府福知山市新町商店街の空き店舗だった建物に13日、福知山公立大学のまちかどキャンパス「吹風舎」がオープンした。学生、教職員と市民、地元企業・団体などが集い、交流する機会をつくる場として多用途に使う。開設記念式典には関係者や一般市民ら約40人が出席し、完成を喜び合った。一般にも開放して、有料での貸し切り利用も受け付ける。

 まちかどキャンパスは2年前から構想を練り、実現に向けて取り組み、上新町の2階建ての空き店舗を借りた。公立大隣接地に福知山キャンパスがあり、包括協定を結ぶ国立京都工芸繊維大が設計で協力。両大学の学生や一般市民も内部の壁、天井の漆喰塗りを手伝った。

 開設記念式典には、公立大の井口和起学長、工繊大の森迫清貴学長、大橋一夫市長のほか、新町、広小路商店街関係者らが出席。井口学長は「まちの中にキャンパスをつくり、地域に溶け込み、活性化にも寄与したいとの思いがありました。多くのみなさんに支援いただき完成させることができました。人を育て、まちを育てる場にしたい」とあいさつした。

 大橋市長は「公立大、工繊大、市民の交流の拠点となってほしい。本市も活動に協力し、大学を生かした活力あるまちづくりを進めたい」と祝辞を述べた。

 商店街の通りに面した1階部分の「新町土間」は、一般にも貸し出す。テーブルといすを利用する場合は25人、いすのみの場合は35人が利用できる。ミニキッチン、多目的トイレ、ホワイトボード、43インチモニターなどを備える。2階は「学生工房」で学生が中心に使う。

 今後、公開講座「井口学長塾」や地域住民を講師にした「まちびとゼミ」、ソーシャルビジネスの立ち上げ支援、子どもの学びをサポートする寺子屋事業、まちかどギャラリーなど幅広く市民にも親しんでもらえる取り組みを進める予定。大学ゼミでも活用する。

 一般の利用時間は火曜日から土曜日までの午後1時から6時まで。セミナー、ワークショップ、会議などでの貸し切り利用は1時間400円(空調利用の場合は600円)。問い合わせは同大学市民学習・キャリア支援センター、電話(24)7151へ。


写真=まちかどキャンパス完成の喜びを語る井口学長

    

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