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両丹日日新聞2018年4月25日のニュース

交通安全願い育てたヒマワリの種 兵庫県警にも

ヒマワリの種を託しに訪れた井上センター長 京都府福知山市三和町の堀場エステック京都福知山テクノロジーセンター(井上正規センター長)はこのほど、自社で育てたヒマワリの種約1千粒を福知山署などに贈った。府内の木津川市内で2011年に交通事故で亡くなった当時4歳の男の子が残したヒマワリの種を増やして広め、事故抑止などの啓発を図ろうという京都府警の「ひまわりの絆プロジェクト」に賛同して取り組んだ。

 男児がヒマワリの種を大切に持っていたことから、事故抑止のシンボルにしてほしいという両親の願いを受け、府警本部などが中心になってこの種からヒマワリを育て、できた種をいろいろなところに配布している。

 昨年、京都市南区に本社を置く総合製造業・堀場エステックにもこの輪が広がり、全国の工場などでヒマワリの栽培と交通安全啓発に努めた。

 三和町にある同社京都福知山テクノロジーセンターも昨年、活動に参加し、たくさんの種を収穫。遺族らの思いをつなぐため、プロジェクトの取り組みを続けている福知山署へ花の種を託すことにした。

 福知山署には、兵庫県警朝来署からヒマワリプロジェクトについての問い合わせがあったことから、朝来署にも種を託そうと受領式を企画。式には福知山署の姫野敦秀署長、朝来署の横山貴行副署長、井上センター長らが参加した。

 三和のセンターで収穫した種を井上センター長が姫野署長と横山副署長に手渡し、参加者で交通安全啓発やヒマワリについての意見を交わした。

 初めてプロジェクトに参加する朝来署の横山副署長は「子どもの交通安全強化をしていき、管内でも取り組みの輪を広げたい」と話していた。


写真=ヒマワリの種を託しに訪れた井上センター長(左から2人目)と朝来警察署の横山副署長、姫野福知山署長

    

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