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両丹日日新聞2018年4月21日のニュース

避難見直し、水位計増設 由良川対策協

由良川減災対策協議会 福知山を含む由良川流域の4市と京都府、国などでつくる「由良川減災対策協議会」の第4回会議が、福知山市東羽合の市消防防災センターで20日に開かれた。川北、前田など中流部で堤防が無い地区周辺の避難タイミングの見直し、中小河川への水位計設置の促進など、新たな取り組みを追加した。

 甚大な被害となった2015年9月の関東・東北豪雨を機に、国交省は全国の直轄河川109水系と流域730自治体に対して、2020年度を目標に「防災」より意識を広げた「減災」への取り組みを行うよう求めている。由良川対策協は由良川水系の母体組織として16年5月に発足し、ソフト・ハード両面での対策を進めている。

 無堤地区などの安全な避難が、タイムライン(防災行動計画)での避難発令のタイミングと一致しない場合があるとして、必要に応じてタイムラインに盛り込むことを申し合わせた。

 中小河川は予算的な問題などで水位計が設置されていないところが全国的に多い。しかし、洪水時の計測に特化しつつ安価な「危機管理型水位計」の全国展開を国が打ち出していることを受けて、府は18年度に由良川流域4市に約30基を設置する方針を示した。

 また、昨年10月の台風21号による被害を踏まえて、国は築堤実施中の戸田、川北両地区で台風期に盛土がない部分で土のう設置などの応急対応をしたいとする。

 大江地域など下流部輪中堤地区内が浸水により道路が通行できなくなった場合の緊急搬送経路の確保についても、関係機関と調整中であることを報告した。


写真=新たな減災への取り組みについて協議した

    

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