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両丹日日新聞2018年4月20日のニュース

大河ドラマ誘致実った! 光秀推した福知山

NHKへの要望 2020年のNHK大河ドラマに決まった明智光秀。ゆかりの地・京都府福知山市は行政、市民それぞれに色んな誘致活動を続けてきた。2011年に発足した誘致推進協議会(会長・大橋一夫福知山市長)は、現在は舞鶴や亀岡など11市町、各自治体の観光協会などが加わる。

 署名活動のほか、7回にわたるNHKへの要望活動、ポスターとパンフレットの制作、東京駅や東京スカイツリーなど首都圏でも、誘致のPR活動を積極的に行ってきたことが、7年を経てようやく実を結んだ。

 大橋会長は「活動が実を結び、非常にうれしい。全国から多くの方々にお越しいただき、ゆかりの地の魅力にふれてほしい」とコメント。協議会に加わり一緒に誘致をしてきた京都府も西脇隆俊知事が歓迎のコメントを出し、「史実や主人公の人間的魅力、ゆかりの地を知っていただくにとどまらず、観光振興、地域活性化にもつながる」として「今後一層関係市町・団体と連携を深め、大河ドラマを盛り上げていく」としている。

 このほか各方面で観光面などで福知山の活性化に期待する声があがった。

 福知山城(市郷土資料館)の駿河禎克館長(62)は「福知山では、丹波を平定し、福知山の街を築いた良君として伝承されています。福知山城は光秀公ゆかりの城です。ドラマを通して福知山を知ってもらい、多くの来館を期待しています」と話す。

 福知山観光協会の福島慶太会長(58)も「長年の夢が実現し、大変うれしい。20年の放映に向け、みんなでしっかり準備して、多くの人を福知山にお迎えできるようにしたい」と意気込む。

 御霊神社の足立常秋宮司(69)は「こんなうれしいことはない。神社には光秀直筆の書状も所蔵されており、多くの人に神社や城へ訪れてもらい、福知山の発展につながれば」と期待している。


写真=NHKへの要望など誘致活動が実を結んだ(17年6月6日)

    

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