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両丹日日新聞2018年2月15日のニュース

酒呑童子描いた唐津くんちの法被を展示 大江の鬼博

唐津くんちの曳子が着る法被 大江山山腹の博物館、日本の鬼の交流博物館(塩見行雄館長)=京都府福知山市大江町佛性寺=に、佐賀県の「唐津くんち」で曳山を引っ張る曳子が着る法被2着が、このほど寄贈された。1着は大江山鬼退治伝説の酒呑童子が図柄になっている。

 唐津くんちは、唐津市の唐津神社一帯で毎年11月に執り行われる秋季例大祭。各町内が出す14基の大きな曳山が旧城下町を巡行するのがメイン行事で、1980年に国の重要無形民俗文化財に指定。2016年にはユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録されている。

 今回寄贈されたのは、市内14町の曳子組織の一つ、米屋町の曳山「酒呑童子と源頼光の兜」を引っ張る曳子の法被。曳山は酒呑童子が源頼光の兜にかぶりついている姿を表して造られている。

 贈り主は唐津市在住の岩田幸弘さん。自身が実際に使っていたものを持参した。

 正絹の2枚重ねの生地で作られた薄手の肉襦袢と木綿製の厚手の2枚で、肉襦袢の方は背中部分に、酒呑童子が大杯で酒を飲んでいる姿をデザインしている。もう1枚は紺地に斜めの白線と、胸の部分に米屋町の「米」の文字などが入っている。

 2枚の法被はしばらくの間、館内の交流ホールに展示する。塩見館長(69)は「曳山の題材になったのは、大江山の酒呑童子が多くの人たちに知られる存在だからで、法被も曳山に合わせたデザインになっています。多くの人たちに見てほしい」と話している。


写真=寄贈された唐津くんちの曳子が着る法被

    

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