米国の音楽界最高峰のグラミー賞を受賞した世界的なシンセサイザー奏者、喜多郎さん(64)のコンサートが5日、京都府福知山市中ノの市厚生会館で開かれた。宇宙の映像を交えながら幻想的な音色を奏で、訪れた約900人を魅了した。
福知山市市民憲章推進協議会(田村卓巳会長)が、協議会の設立25周年と市制施行80周年を記念した事業「未来の力祭典」の中で催した。
最初に福知山淑徳高校和太鼓部が演奏。勇壮な音色を響かせたあと、喜多郎さんが登場し、NHKのドキュメンタリー番組のテーマ曲「シルクロード」や「CARAVAN SARAY」などをシンセサイザーで聞かせた。
途中では京都市内にある花山天文台の台長、柴田一成さんが、喜多郎さんの作品「古事記」にあわせて作られた映像「古事記と宇宙」の中で映し出される銀河や星雲などを説明した。
解説後は喜多郎さんが「古事記と宇宙」の映像を舞台で投映しながら、「HAJIMARI」「OROCHI」などを演奏した。
淑徳高生とは「雲海」という曲でコラボ演奏。和太鼓と電子楽器との協演で、力強い音色を創造した。
最後は淑徳校生、地元の子ども太鼓「疾風」のほか、会場の人たちも一緒に、「千人太鼓」を披露。和太鼓や打楽器、手拍子で心地よいリズムを刻んだ。
写真=最後の千人太鼓では喜多郎さんのほか、高校生や子どもたち、聴衆らが一体となって演奏した
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