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両丹日日新聞2017年2月20日のニュース

500年の伝統引き継ぐ 熊野神社「御当渡し」

新しい宮当番 京都府福知山市篠尾の熊野神社で19日、宮当番を引き継ぐ儀式「御当渡(おとうわた)し」が執り行われた。高齢化が進む中、氏子たちが力を合わせて500年以上続く伝統を守り続けている。

 上篠尾一区、同二区、下篠尾、篠尾新町の氏子が、旧組、中組、新組をつくり、各組から1軒ずつ選ばれた代表が宮当番を務める。当番は分祀した小さな祠を自宅に祭るほか、神社の清掃と管理、各種祭礼の世話役などをする。

 現在、氏子は90人。高齢化の波が押し寄せるが、「みんなで守る」と、宮当番の役目を毎年交代で果たしている。

 雨上がりの肌寒さの中で儀式は始まり、集まった約60人の氏子を前に、礼服姿の新旧の宮当番と総代代表の竹下秀中さんらが拝殿に上がった。

 祭司を務める竹下均さんが、旧当番3人の責務全うと、新当番の谷垣徹さん(83)、藤井樟さん(70)、石井一明さん(64)に引き継ぐことを神前で報告。お神酒で全員が献杯をして、新当番が大事に祠を抱えて他の氏子らと連れだって自宅に持ち帰った。


写真=預かった祠を自宅へ大切に持ち帰る新しい宮当番

    

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