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両丹日日新聞2017年2月15日のニュース

ヤマブキや京都大納言で農地活用を 中山間地三岳

 京都府福知山市一ノ宮の三岳会館で第10回記念中山間地域・研修懇話会が開かれた。三岳地区のヤマブキ(山蕗)栽培農家や三岳がルーツの小豆・京都大納言の復活をめざす人たちが、それぞれ現状を報告し、耕作放棄地の解消と農家の収入増につなげることを話し合った。

 懇話会は、中山間地域等直接支払制度三岳協定(石田卓代表)が中心になって11日に開いた。高齢化や農業の後継者不足、有害鳥獣による農作物の被害の激増といった厳しい現実に目をそむけず、「あきらめないで・つながりを強めて・挑戦しよう」と地域づくりを進めており、毎年、生産者らが集まって成果と課題を話し合っている。

 第1部の報告会では、昨春結成した「みたけヤマブキの会」の発起人の一人、多田眞砂子さんが「ヤマブキを育てる」をテーマに発表した。

 女性グループで栽培を始めた11年度の作付面積は約7アールだったが、16年度には7個人、2グループが栽培し1・1ヘクタール余りに増えたと現状を報告。野菜カット機や漬物桶を導入し、三和町の食品メーカーに1次加工(塩漬け)したものを出荷していることを説明した。

 今後の課題として、栽培面積の拡大、栽培技術の研修(雑草の対策)、塩漬け作業の効率化、販売手段の拡大などを挙げ、「収入の安定につなげ、地域の活性化、地区外との交流を深めて楽しい暮らしができるようにしたい」と夢を語った。

 続いて、農業法人・みたけ農産社長の伊藤義信さんが「京都大納言の種子を採取する」と題して発表した。京都大納言は大きな粒が自慢で、かつては地区内で多く作られていたが、有害鳥獣に悩まされ、栽培農家は激減した。しかし、メッシュ柵を張り巡らすなどの対策を講じたことで、展望が開けてきており、17年度は作付面積を前年度の倍の40アールにするとした。

 さらに、種子として生産すると高値が付くことなどを紹介した。

 第2部では、先進地の取り組み事例を収めたビデオを見るなどした。伝統の食文化を知ろうと、三岳産のもち米や小豆を使ったぼたもちの試食もした。


写真=三岳ではヤマブキ栽培に力を入れていて研修会も盛ん(2013年11月)

    

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