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両丹日日新聞2017年2月10日のニュース

福知山城を桜の名所に 市民有志らが植樹など計画

桜がたくさんあったころの福知山城 福知山城を再び桜の名所にしようと、京都府福知山市内の有志らが「お城に花を咲かせましょう実行委員会」(吉田博会長)を結成した。かつて城にはたくさんの桜があったが、枯れたり、工事で伐採されたりして数が減った。実行委では花見の季節に多くの人が集うよう、城やその周辺に、桜を植えていく活動に取り組む。

 福知山城は438年前の1579年(天正7年)に明智光秀が築城したとされている。明治初めに取り壊されたが、1986年(昭和61年)に天守閣が再建された。この当時は城周辺に118本の桜があった。

 再建前から、春になると多くの花見客が訪れ、桜の名所になっていたが、樹齢を重ねて傷みが進んで枯れたり、99年の豪雨災害で崩壊の恐れがあった石垣の工事のため伐採されたりして本数が減少。現在はソメイヨシノとシダレザクラ合わせて31本だけとなった。

 年々減っていく城の桜の現状を心配し、吉田会長(66)らは以前から市に桜の木の植樹を要望。自分たちでも植樹を進め、桜の名所として復活させようと、このほど有志7人で実行委を結成した。

 具体的な活動としては、桜の植樹のための募金活動や講演会開催、景観整備に関する先進地視察などに取り組んでいく。植樹の場所などについては市や専門家と相談しながら決めていくという。

 城周辺だけでなく、城から広小路通りなど中心市街地に続く道沿いなどにも植え、桜並木を作り、多くの観光客が回遊して楽しめるようにしたいと考えている。

 実行委の活動に呼応し、市はギオンシダレザクラ1本を植樹する計画で、日本各地の名桜、老桜を見守る「桜守」として知られる造園家の佐野藤右衛門さん(88)=京都市=も同じギオンシダレザクラ1本を実行委に寄贈し、植える予定にしている。

 どちらも高さ8メートルの成木で、市では「ギオンシダレザクラがシンボルツリーとなり、多くの人たちの力で植樹が進んでいけばありがたい」と期待する。

■26日に文化講演会 現地説明会も■

 実行委は結成を記念して26日午後1時30分から、佐野さんを招いた文化講演会を西小谷ケ丘の福知山公立大学4号館1階で開く。演題は「人間の都合と自然の都合〜福知山城とさくら」。市共催で、福知山観光協会、両丹日日新聞社など後援。

 当日は午前11時から福知山城で桜の現地説明会も開く。佐野さんが木の生育状況などを説明する。講演会、説明会ともに無料で、事前の申し込みは不要。

 吉田会長は「ただ植えるだけではなく、城の桜を守り育て続けていき、福知山を愛してもらうことが大切。城が桜でいっぱいになることで、昔のようなにぎわいを取り戻し、観光客の増加にもつなげていきたい」と願っている。


写真=桜がたくさんあったころの福知山城(1988年4月、大地洋次郎さん撮影)

    

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