京都府福知山市の大正地区公民館（福井尚二館長）が主催する料理教室が、正明寺の福知山淑徳高校であった。参加者は調理系列の生徒や教員から手ほどきを受け、「おもてなし」料理に最適な4品を作った。

　料理教室は子どもから大人まで34人が参加して22日に開催。第10回全国高校生食育王選手権大会で審査員特別賞を受けた丹後ばら寿司のほか、ローストビーフ、雑煮白みそ仕立て、スイーツのスノーボールの4品に挑戦した。

　学生時代に戻った気分になれるようにと、参加者は1時間余り、普通教室で実技主任の杉本昌之さん（47）らからメニューの調理方法などの授業を受けた。

　調理室では1年から3年までの生徒12人が加わり、食材の正しい切り方を教え、「こげないようになべ底をこすりながら炒めて」などとアドバイスをした。受講した村山澄代さん（70）＝南本堀＝は「知らないこともあって参考になりました。多くの人たちと一緒にしていると、料理を作るのも楽しい」と張り切っていた。

　同校3年の谷口まいさんは「人に教えるのは難しいですが、発見もあります」と話していた。


写真＝生徒や教員らと一緒に料理作りをした