2017年度大学入試センター試験が14日、全国の各会場で始まった。京都府北部唯一の会場、福知山市西小谷ケ丘の福知山公立大学では、雪による開始時間の遅延などの大きな影響はなく、福知山、綾部、舞鶴3市の9高校の現役生、府北部の既卒生の520人が試験に臨んでいる。センター試験は15日まで続く。

　全国の志願者数は57万5967人（前年度比2・1％増）で、府内は1万1605人（前年度比7・1％増）。府内全体の志願者数が大きく伸びており、府立高等学校長会からの依頼を受けて、福知山公立大会場は受け入れ人数を増やして対応。これまで別会場で行っていた舞鶴市内の公立高校の現役生と府北部の既卒生が新たに加わり、志願者数は昨年より139人多くなった。

　14日朝の公立大周辺は、断続的な雪に見舞われた。試験会場の4号館に入る階段が滑りやすくなっており、混雑で転倒などがないように、大学職員が受験生たちを少人数ずつに分けて安全に誘導した。

　少し足を滑らせた受験生は「今滑ったから試験は大丈夫！」と気合を入れて会場に入っていった。
　試験は、14日に地理歴史公民、国語、外国語、15日に理科と数学がある。


写真＝雪が降る中、試験会場に向かう受験生たち（14日午前8時45分ごろ）