京都府福知山市の消防出初め式が、中ノの市厚生会館などで8日に開かれた。市消防本部と市消防団の1927人が参加し、式典に続いて分列行進、一斉放水で心を一つにして、災害に強いまちづくりへ向かう士気を高めた。
厚生会館の式典では、式辞に立った大橋一夫市長が「消防のみなさんは日夜、消防防災の最前線に立っていただいている」と感謝を述べた上で、「災害はいつ起きるかわからない。より一層の精進を」と激励した。
消防団員、永年無火災自治会、初期消火活動協力者らの表彰と感謝状の授与、カラーガード隊の広報演技に続いて、片岡幸基消防団長が訓示。少子高齢化の進行もあり団員確保が難しい現況ながら「有事の即時対応が消防団である」と必要性を訴え「何か一つ、誰かに目標としてもらえる団員、人間となるよう努めてもらい、子どもたちがその姿を見て育ってくれたら10年、15年先の消防は力に満ち溢れていると確信する」と結んだ。
会場を屋外に移し、多くの市民が沿道に並ぶ広小路通りで分列行進をして、消防車両50台と団員約700人が力強い動きを見せた。
最後は、由良川の音無瀬橋上流左岸で小型動力ポンプ28台による一斉放水をした。小雨がぱらつき肌寒かったが、団員は凛々しい表情で水が放たれる空を見上げて気持ちを引き締めた。
写真=動きを合わせて力強く行進(広小路通りで)
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