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両丹日日新聞2016年11月23日のニュース

【速報】第26回福知山マラソン 川内鴻輝選手が優勝

川内鴻輝選手 全国から1万人がエントリーした第26回福知山マラソンは23日、京都府福知山市の三段池公園をスタート・ゴールにした42.195キロの日本陸連公認コースで開かれ、埼玉県から参加した川内鴻輝選手(モンテローザ)が2時間27分22秒で優勝した。24回大会で歴代最高記録を出して優勝した「公務員ランナー」川内優輝選手の末弟。兄に「福知山は沿道の応援が熱く、いい大会だから」と薦められて臨んだ大会での優勝だった。

 午前10時30分のスタート時の気温は9度。北北東の風が吹き、重い雲が空を覆っていた。三段池公園を出て市街地を抜け、由良川沿いに出ると向かい風が強くなり、小雨も降り出し、前半は我慢のレースとなった。優勝経験者ら力のある選手たち11人で先頭集団を作り、ややゆっくりしたペースで進み、折り返しが近くなった22キロ付近で川内選手ら2人が集団を飛び出した。

 大江町二箇下を折り返すと、選手たちを悩ませた向かい風が追い風になる。川内選手は「風に乗って」スピードを上げ、後続集団を一気に引き離す。

 それでも30キロ付近から2番手、前田洋輔選手(パナソニックE)がピッチを上げ、35キロ地点で12秒差。更に追い上げる展開になった。すぐ後ろに迫っていることに気がついたのは37キロ付近。兄から「最後2キロの上り坂が厳しい」と助言してもらい、上りを苦手としていることもあって体力を温存していたが、「ここで引き離しておかなければ」と勝負所にとらえ、スパート。一気に引き離すと、あとは独走状態でゴールへ駆け込んだ。

 これまで5つのマラソンで優勝しているが、前月の富山マラソンで、初めて2位を経験。「2位がこれほど悔しいものとは」と発奮し、「福知山でリベンジを」と誓っていただけに、喜びもひとしおだった。

 女子の部は床呂沙紀選手(関西外語大)が2時間50分24秒で優勝した。

写真=36キロ付近を快走する川内選手。後ろに前田選手が迫る

    

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