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両丹日日新聞2016年6月 6日のニュース

福知山市長選:新人と現職の一騎打ち

第一声 任期満了に伴う福知山市長選挙が5日に告示され、1週間にわたる選挙戦が始まった。戦後最多の4氏が立った前回選とは打って変わって、今回は届け出順に、新人で前府議会議員の大橋一夫氏(62)=北羽合=と、現職の松山正治氏(78)=川北=(いずれも無所属)の一騎打ちに。届け出を済ませたあと、両候補者は選挙事務所などで第一声を上げ、梅雨空のもと、市内各地へ飛び出していった。投開票は12日。

 大橋候補は、新たな観光戦略で観光客100万人の復活▽地域の産業振興を目指した事業者支援と人づくり▽医療・介護・福祉の充実、防災力の強化▽財政基盤の安定などを訴える。

 松山候補は、河川改修や治山事業の促進▽オンリーワンの子育て環境で出生率近畿トップの実現▽保育園から大学まで、個性あふれる教育のまちづくり▽市民目線の行政改革などを掲げる。

 両陣営は6日以降も市内をくまなく回り、市民に政策を訴え、支持を呼びかけていく。

■経営力ある市政に 大橋一夫候補(62)■

 大橋候補の陣営は、北羽合の候補者自宅近くで出陣式。支持者約200人(陣営発表)が集まった。

 竹下與作・選対事務長のあいさつに続き、マイクを握った大橋候補は旧1市3町の合併に触れ、「10年たって福知山は閉塞感の中にあるのではないでしょうか。財政状況は深刻。今このときに、新たな歩みを進めることが必要」と訴えた。

 「経営力のある市政に向け、みなさんと一緒に10年後の福知山を考え、30年後を構想し、地域が元気になる取り組みを進める」と強調。「私には組織も、大きな団体の推薦もないが、市民一人ひとりの力に支えられ、選挙戦を戦えることが誇りであり、自信でもある。明日の福知山を、新時代の福知山をみなさんと一緒に築きたい」と支援を求めた。

■住みよい福知山に 松山正治候補(78)■

 松山候補の陣営は、和久市町の選挙事務所で出陣式をした。支援者のほか、来賓の府知事、自民党衆参議員、公明党府本部幹事長、府議、府市長会長らを含む約350人(陣営発表)が詰めかけた。

 塩見仁・選対本部長のあいさつなどに続き登壇した松山候補は、4月に開学した福知山公立大学に触れ、「地元に根付く人材を育てる大学にしたい。産官学金の知恵も借りながら、学生に『通ってよかった』と言ってもらえるカリキュラムにしていきたい」と力を込めた。

 またJR福知山線の複線化や治水対策などの課題を挙げ、「今までに積み残した問題と、これからの公約に徹底的に取り組み、福知山をさらに住みよいまちにしたい」と訴え、市内へと選挙カーを走らせた。


写真=第一声をあげる大橋氏と松山氏

    

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