建設工事が進められていた京都府福知山市今安から室へ抜ける市道「正明寺今安線」が完成し、今安の小野脇集会所近くで2日、開通式をして集まった関係者や住民ら約70人が、完成を喜び合った。この日から使用を開始した。
新しい市道は、地域ふるさと農道整備事業として05年度から事業がスタートし、10年がかりで完成した。今安から市寺、正明寺を通り、室までの延長約1900メートルで、幅員10メートル。総事業費は9億2170万円。
これまで今安−室間は、市道「福知山停車場奥榎原線」があったが道幅が狭く、普通車のほかトラック、ダンプが頻繁に行き来するため、地元住民が整備を要望していた。
市は「国道429号の渋滞緩和、周辺地域の活性化につながり、緊急時の避難道路としての役割も担える」とし、道路築造工事を進めてきた。
開通式は、市とともに用地買収や地元調整を行ってきた同事業建設委員会(大江大蔵会長)が主催。地元4自治会を代表し、室自治会長の田中定行さんが「地元の悲願だったので、完成は感慨もひとしおです。地域の発展に貢献することを期待しています」と式辞を述べた。
引き続き市職員による事業概要の説明やテープカットのあと、地元の人たちとともに通り初めもした。
写真=通り初めをして完成を喜んだ
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