行政と市民で構成し、再生可能エネルギー推進運動を進める福知山環境会議(田倉徹也代表)は、使用済みの天ぷら油の回収を始めた。家庭で出たものに限定しており、ペットボトルに入れて福知山市牧の市環境パークに持参してもらう。集まった油は精製業者でバイオディーゼル燃料に変えて、活用することにしている。
これまで市は、家庭の使用済み天ぷら油を新聞紙やキッチンペーパーに吸い込ませるか、凝固剤で固めてから捨てるよう求めてきた。これを、植物性天ぷら油については、環境会議で回収して再利用することにした。天かすはできる限り除去してからペットボトルに入れて、環境パーク玄関にある回収ボックスに入れる。
ペットボトル以外で持参する場合は、ボックス横のポリタンクに移し替え、空の容器は持ち帰ってもらう。未使用で古くなってしまった油に限っては、そのままの容器で持ち込んでもよい。
また引き取り場所にあるアンケート用紙に記入し、モニター登録をすれば、ペットボトルへの移し替えに便利な専用ジョウゴを、先着50人にプレゼントする。
現行の回収場所は環境パークのみとなっているが、引き取りの状況やモニター調査の結果を参考に、将来的には、市役所や各支所などに回収ボックスを置くことも検討することにしている。活用法についてはこれから検討することにしているが、他市では京都市で市バスやごみ収集車の燃料として使用している。
写真=天ぷら油回収の協力を呼びかけている
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