マイナンバーを個人に知らせる通知カードが、受取人不在などで届かず、自治体に返送されるケースが増えている。福知山市でも7日現在、市内の全世帯のうち、8・75%にあたる3129通が返送されており、市では「出来るだけ受け取ってもらえるよう、案内している」という。
通知カードは、簡易書留郵便で世帯ごとに届けられる。ただし受取人が不在で、郵便局での1週間の保管期間が経過したり、住民票の住所と住居が違っていたりした場合は、「転送不要」扱いのため、各市区町村に返送される。
市では、宛先不明などの理由により受け取っていない世帯に対しては、「転送可能」扱いの郵便で、カードを市で受け取ることを知らせる文書を送付している。
転送先も不明で、連絡がとれない場合には、市で調査を行うといい、出来る限り手元に届くよう努めている。
10日までに市で受け取られた通知カードの数は、3129通のうち711通。残りは3カ月ほど市で保管するが、海外への長期出張など、やむを得ない場合を除き、最終的に廃棄されることになるという。
通知カードがない人が今後、マイナンバーの提示が必要になった場合は、通知カードの再発行申請、マイナンバーを表示した住民票を取得することなどが必要になる。
通知カード、個人番号カードに関する問い合わせは、市民課窓口係、電話(24)7014へ。
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