福知山市猪崎の三段池公園内にある市児童科学館で12日から、正月の特別企画として「日本の凧展」が始まった。全国各地の色や形がさまざまな108点が飾られ、来館者がじっくり見ている。
凧は、中国から朝鮮を通じて日本に渡来。武具として、のろしに使われたが、江戸時代になって五穀豊穣、魔除けなどの縁起物になり、城主に長子が生まれた際に、家臣が祝いに贈ったのを機に、次第に大きくなったと考えられている。
会場のイベント広場には、市内在住の収集家から寄贈されたものを、壁や天井からつり下げるなど工夫して展示。一周すると北海道から沖縄のものまで順番に見られるようにしている。武者絵、力士、寿の文字を入れたものなど図柄は多彩。角凧、奴凧、連凧などさまざまな種類がある。
来年1月24日まで展示する。水曜日休館(祝日の場合は翌日)。28日から1月1日までは休館する。入館料がいる。
写真=図柄や形がさまざまな郷土色豊かな凧が並ぶイベント広場(12午前9時20分ごろ)
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