福知山市夜久野町の祭り「額田のダシ行事」(府、市無形民俗文化財)が10日、額田区一帯で始まった。5つの自治会と小中一貫校夜久野学園、下夜久野保育園が、野菜や木の実で仕上げたつくりもん(下ダシ)を、地元公民館前などに展示し、来場者が伝統ある“農民芸術”に見入っている。
今年も幅広い年齢層が楽しめる作品がそろった。昔話の一場面やアニメの主人公などいろいろある。
NHK大河ドラマシリーズに毎年取り組んでいる奥自治会は、地元公民館前に、幕末の長州藩士で思想家の吉田松陰の妹・杉文が主人公となっている「花燃ゆ」の一場面を展示。40歳代から70歳代までの15人が、約40種類の野菜や穀物類を使って仕上げた。
長州藩の久坂玄瑞が兵を率いて奮闘する光景を再現。ススキの穂で表現する馬の毛並みや豆類を一粒ずつ置いて鎧の模様をつくるのに苦労したという。
下ダシの公開時間は10日が午後10時まで、11日が午前8時から午後9時まで。2層部分が回る屋台や太鼓屋台の巡行は、10日が午後6時から同11時、11日が午前8時から正午まで。一本木の御神木巡行などは同日午後1時30分から10時ごろまである。
写真=奥自治会が仕上げた大河ドラマ「花燃ゆ」がテーマのつくりもん
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