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両丹日日新聞2015年9月 9日のニュース

83歳で紙芝居デビュー 石原の高橋さん

0909kamisiabai.jpg 福知山市石原の高橋一禎さん(83)が、紙芝居の訪問ボランティアを始めた。晩年を迎え、人のために役立てることを何か一つやろうと、80歳を超えて一からのチャレンジ。猪崎の高齢者福祉施設・三愛荘で10日、初舞台を踏む。

 長く市内で飲食店を営み、今はゆっくりと過ごす日々。3年ほど前に現在の家に引っ越してからは、畑仕事に汗を流してきたが「生きている間に人に喜んでもらえることをしておきたい」と思った。

 以前から紙芝居に興味はあったが、まったくの素人。既存のグループに入ろうとしたが満員で入れず、一人で活動することにした。

 友人のつてで、長年にわたり手作り紙芝居をしてきた大内の堀一さん(82)、昭子さん(71)夫妻と知り合い、紙芝居用の木製枠と「泣いた赤鬼」「赤いろうそくと人魚」など4話の紙芝居を借りることができた。昭子さんは「家に置いておいても宝の持ち腐れ。使ってもらえるならうれしい」と応援する。

 三愛荘でのデビューが決まり、高橋さんは練習に熱を入れる。今後も市内の福祉施設の訪問を考えていて、市社会福祉協議会に紙芝居同好会「春風」でボランティア登録をした。「たくさんの人に喜んでもらえる紙芝居をやっていきたい」と張り切っている。

 同好会は現在、高橋さん一人で、一緒に活動をしてくれるメンバーを募っている。「活動に賛同してくれる方なら誰でも歓迎です」と呼びかけている。

 出演依頼、メンバー募集とも、問い合わせは電話(27)6142の高橋さん。


写真=83歳で紙芝居に初挑戦する高橋さん

    

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