福知山、綾部市の小売り酒販店による福知山酒販協同組合（植村不二夫理事長）が、両市の地名「福知山」「綾部」を銘柄にしたオリジナル清酒ギフトセットを作った。加盟する酒店81店（福知山56店、綾部25店）で21日から販売する。歳暮需要を見込み、年始ごろまで期間限定で置く。

　酒類卸売業免許の要件緩和を受けて、組合が13年7月に免許を取得して、小売りだけでなく組合員に卸せるようにもなった。これを契機に、綾部市の若宮酒造に依頼して地酒づくりに取り組んだ。

　「純米酒　福知山」は米のうまみが特徴で、生貯蔵の「純米酒　綾部」はフレッシュさと幅のある味わいが楽しめるという。いずれも720ミリリットル瓶で、原料米は五百万石。アルコールは15度。

　贈答用の2本箱入りセットは税抜き3千円。単品販売はそれぞれ税抜き1300円。

　植村理事長は「組合員の収益向上と、地名ＰＲの相乗効果になってほしい。期間限定販売が好調で増産できればうれしいですね」と期待する。問い合わせは最寄りの酒店か、電話0773（23）1355の酒販組合。

写真＝組合のオリジナル清酒ギフトセット「純米酒　福知山」と「純米酒　綾部」