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両丹日日新聞2013年12月20日のニュース

花火事故初公判:「反省してない」「体を戻して」と被害家族

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 初公判を終えて、被害者の家族たちが記者会見に臨んだ。「体を元に戻してほしい」という願いを吐露して、怒り、悲しみ、様々に錯そうする思いを語った。

 中学生の息子が被害に遭った余田正徳さん(50)=兵庫県丹波市=は「(公判中に被告が)一度も目を合わせなかった。(罪は認めたかもしれないが)うその証言をしてきたことは何も言っていない」と憤り、「塀を乗り越えてどつきたかった。亡くなった方の気持ちを考えたことがあるのか。感情を抑えるのでいっぱいだった」と、ハンカチで口を押さえた。

 亡くなった黒田直希さんの家族は、代理人の中隆志弁護士を通じて「まったく反省しているように見えなかった」とのコメントを発表した。

 被害者の会会長で、妻と二人の息子がやけどを負った盛本英靖さん(46)=名古屋市=は「罪は認めたとの印象だが、反省をしているかしていないかはわからない。被告には真実を語ってほしい」。更に「露天商一人の問題ではない。主催者側の安全管理も含めて、実態を明らかにしてほしい」と続けた。
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 副会長で、息子夫婦と孫が負傷した塩見幸和さん(67)=綾部市=は「被告の罪がどうあれ、それでけががよくなるわけでもない。安堵できるものでもない」と行き場のない怒りに唇をかんだ。渡邉被告が公判中に被害者・家族席に向けて一礼したことを「日常的なあいさつ程度」と断じ、「謙虚に生涯をかけて償いをしてほしい」と求めた。

 同じく副会長で、息子の妻と孫が被害者の細見義行さん(70)=綾部市=は「これからの裁判の行方を見守るしかない。ただ、そんなことよりも今も入院している子どもたちの一日も早い退院を祈りたい」と話した。

 家族たちの話で共通して出てきた言葉が「花火大会以前の元気な体に戻してほしい」。やりきれなさがにじんだ。

 渡邉被告が問われている業務上過失致死傷罪の最高刑期は5年。


写真上=涙をこらえて口をハンカチで押さえる余田さん
写真下=渡邉被告の印象などを述べる盛本さん(中央)

    

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