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両丹日日新聞2013年11月15日のニュース

台風18号災禍:今も続く復旧への作業 被害家屋1099棟

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 1千棟超の家屋が浸水被害などを受けた9月15、16両日の台風18号。記憶に新しい台風23号大災害(2004年10月)からわずか9年しか経過していないなか、福知山市はまたも大災害を経験した。台風18号水害を振り返る。

 福知山では9月15日から雨が降り始め、同日午後7時15分に大雨警報、11時6分には洪水警報が発表された。

 日付が変わって16日午前0時40分、由良川の水位(寺町・福知山水位観測所)が4メートルを超過。市は1時10分に避難準備情報、2時20分には避難勧告を相次いで発令する。このとき避難判断水位の5メートルを超えていた。

 戸田会館に避難した住民によると、16日午前2時台までは由良川の水位も低く安心していたが、3時ごろには一気に濁流が押し寄せ、みるみる水があふれてきたという。川北でも同じころ地区避難所となった川北公会堂が浸水し始め、避難してきた住民が高台の集会所に移動している。

 5時5分、重大な災害の危険が高まっている場合に出る「大雨特別警報」が発表。運用開始後、初めてだった。その35分後には市全域に「避難指示」が発令された。広域避難所57施設のうち、32施設に736世帯1578人が避難し、住民は不安な時間を過ごした。

 これ以外にも「水が一気に来た」ために自宅2階、3階に上がった人、地区の避難所に身を寄せた人もいた。

 そうして8時10分、由良川の水位が過去最高の8・3メートルを記録した。

 全避難所が閉鎖されたのは17日午後5時だった。

農業被害は甚大

 福知山市の調査(10月末現在)によると、被災家屋は、全壊2棟、大規模半壊17棟、半壊292棟、一部損壊・床上浸水432棟、床下浸水356棟の合計1099棟。2階まで水が来た家屋や裏山が崩れて家屋に土砂が流入したケースもあった。

 国土交通省の緊急災害対策派遣隊(TEC−FORCE)によると、市内の33河川・79カ所、道路16路線31カ所の被害金額は計3億1600万円を超える。

 農業関係の被害金額は実に12億5千万円に上る。稲刈りが済んでいなかった水稲のほか、小豆などの農作物や茶工場、ライスセンター、農道などが被害を受けた。田畑の冠水面積は約650ヘクタールになった。

 このほか、林道、商店、上下水道施設も被害を受けている。

きょうから連載

 15日で台風襲来から2カ月が経過するが、復旧作業は今も、これからも続く。災害救助法、被災者生活再建支援法の適用、激甚災害(農林)の指定を受けた台風18号。当時の様子を振り返り、水害に遭った人たちの思いを聞き、課題、教訓などを取り上げ、連載する。


写真=浸水した大江町。大江支所付近から大雲橋方面を望む(9月16日、アジア航測蟷1董

    

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