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両丹日日新聞2013年11月14日のニュース

土の中に埋もれ梅谷不動尊 40年ぶりに復活

不動明王の石像
 福知山市梅谷の集落から離れた山裾で40年もの間、土の中に埋もれ、住民の記憶からも風化していた梅谷不動尊が、有志の手で掘り起こされた。12日に復活祭を営み、住民たちが手を合わせた。

■地区の人らが再び滝のそばに祭る■

 集落は牧川左岸(国道9号)側にあり、不動尊は右岸側にひっそりと存在する。集落と不動尊は川で隔たれ、遠回りの橋を渡らないと行き来できない。狭い参道も草木が生い茂っていた。

 住民の記憶にほとんど残っていない状態で、壮年層以下の人になると「話には聞いているが参ったことはない」「全然知らない」の声が続く。年配の人でようやく「昔参ったことがあるけれど、どんなものがあったかは覚えてへん」。

 有志の一人、中川岩雄さん(67)が、ふと不動尊のことを思い起こし、5月初めに有志に呼びかけ、祭られていると伝わる清流の滝横の現地に行った。しかし、石灯籠があるだけで、肝心の不動明王の石像はなかった。

 「おかしい。絶対にここにあるはずだ」と再訪して、5月下旬に石灯籠の近くで、土に埋まっていた高さ約50センチの石像を発見した。

 中川さんは「背中部分が上になっていたので、土砂に押し倒されたんだと思います」と話す。ようやく見つけた不動尊に日の目をと、周辺の雑木と土砂を撤去し、参道も歩きやすいように整備した。参道沿いに新調した幟も立てた。
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 復活祭では、青蓮寺の大月康永住職が読経して供養。年配の人が現地に行くのは危ないため、川の対岸にも焼香台を設けて、2カ所で住民が祈りを捧げた。

 住民たちは「土の中から見つかって、本当にうれしかった。地域の宝として、ずっと大切にしていきたい」と喜んだ。


写真上=地中から掘り起こされた不動明王の石像
写真下=現地で復活祭が営まれた

    

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