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両丹日日新聞2013年11月 5日のニュース

福知山花火大会事故:情報交換や原因究明に被害者の会設立

記者会見 観客57人が死傷した今夏の「福知山花火大会屋台爆発炎上事故」で、府内外の被害者13人とその家族の3人が4日、「被害者の会」を設立した。福知山市昭和新町の府立中丹勤労者福祉会館で記者会見を開いて明らかにした。先の見えない不安な生活が続くなか、被害者同士が連携を深め、やけどの有効な治療方法など心身のケアについて情報交換し、原因究明や再発防止を行政などに訴えていく。

 今回の事故では、会場の由良川河川敷に出店していたベビーカステラの屋台が爆発炎上し、周囲にいた観客のうち3人が大やけどで死亡、54人が重軽傷を負った。店主が、発電機にガソリンを給油しようとして携行缶のふたを開け、噴出したガソリンがプロパンガスの火に引火して爆燃したのが原因とされる。店主は業務上過失致死傷罪で京都府警に逮捕、起訴されている。

 被害者の会は、福知山市の市民団体が10月19日に開いた講演会で、明石花火大会歩道橋事故犠牲者の会長、下村誠治さんから被害者のネットワークづくりや補償交渉などについて学んだ6家族が、講演会後に相談して設立の検討を進めていた。

 会員は京都市、綾部市各2家族、名古屋市、宮津市各1家族。会長は、妻と長男、次男の家族3人が事故に巻き込まれた名古屋市の会社員、盛本英靖さん(46)が就く。下村さんを相談役に迎える。

 被害者55人の家族に参加を呼びかけたが、まだやけどの治療中の人やPTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩まされる人も多く、症状や気持ちが少し落ち着いた段階で加入を考えたいという被害者もいるという。

 記者会見には、会員のうち被害者の家族3人が出席。盛本会長は「同じ境遇にいないと分からないことも多く、その人たちの受け皿にしたい」と、被害者の会設立の思いを説明。「危機管理体制がまったくできていなかった」と指摘し、活動内容として「情報を共有し、心や体のケアにつなげる」「原因を究明し、あいまいになっている責任問題を明確にする」「福知山市民が悪いという事故ではなく、福知山の復興のためにも再発防止につながるように行政などに要求する」と語った。

 近く、花火大会主催の実行委員会や共催の福知山市に面会を求めるという。


写真=記者会見で設立の思いを語る盛本会長(中央)

    

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