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両丹日日新聞2013年11月 1日のニュース

広域:忍法帖シリーズの山田風太郎記念館 冲方丁さん迎え講演会

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 「甲賀忍法帖」など忍法帖シリーズで一時代を築いた作家、山田風太郎さんを顕彰する「山田風太郎記念館」が、養父市関宮町にある。2日から企画展「風太郎と山田医院」を開催。また近くのノビアホールで同日午後1時から、作家の冲方丁さんを迎えての講演会を開く。

■郷里の関宮で企画展も■

 山田風太郎さんは本名山田誠也。1922年(大正11年)、養父郡関宮村で代々続く医者の家に生まれた。5歳で父を脳溢血で失い、11歳で母が再婚。その母も14歳の時に肺炎で亡くし、「不良学生」となり豊岡中学校の寮を追い出されたりもする、荒れた少年時代を過ごす。その後、家出同然に東京へ出て電気工場で働きながら、終戦の前年に東京医学専門学校(現・東京医科大)に合格。終戦の翌年、雑誌「宝石」の懸賞小説が入選して江戸川乱歩に認められ、推理小説などを発表するようになった。

 大学卒業後は医師にならず作家として本格デビュー。1958年に「甲賀忍法帖」の連載が始まると大ヒットした。忍法帖シリーズで不動の人気を得た後も「戦中派不戦日記」「警視庁草紙」など様々なジャンルの作品を出し続け、01年、79歳で亡くなった。

 記念館は郷里の人たちが働きかけ、03年に開館した。山田少年が通った小学校跡地に建ち、生家や山陰街道の古い街並みを散策できる場所にある。

 館内には地元が生前に寄贈を受けていた資料のほか、夫人や知人らから譲り受けた遺品も多く所蔵。多摩市の自宅から机やいす、書棚などを運んで書斎を再現している。また直筆原稿や創作ノート、書簡といった貴重な品々を見ることができる。

 これら常設展示に加え、企画展では「風太郎と山田医院」をテーマに、波乱の少年時代を写真などで紹介していく。12月23日まで。時間は午前9時から午後5時までで月曜休館(祝日の場合は翌日)。入館料は高校生以上200円、小中学生100円。電話079(663)5522。

■読者のための物語テーマに講演会■

 講演会は記念館と、国道9号を挟んで近くにある市役所関宮地域局(公民館・ノピアホール)で行われる。講師に迎える冲方丁さんは「光圀伝」で第3回山田風太郎賞を受賞。映画化された「天地明察」がベストセラーになっている。「山風流−読者のための物語」と題して話す。入場料500円。中学生以下無料。


写真=結婚時に生家で撮影した一枚。後列中央が山田風太郎さん

    

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