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両丹日日新聞2013年10月29日のニュース

特急と軽自動車衝突させ列車事故合同訓練 JR福知山支社

列車事故合同訓練
 多くの犠牲者を出した福知山線尼崎脱線事故の教訓を踏まえ、JR西日本福知山支社は28日、福知山市半田、福知山電車区内の実設訓練センターで事故対応合同訓練をした。JRのほか京都府警察本部機動隊、福知山警察署、福知山消防署、市民病院などから総勢約160人が参加し、緊急時に素早い対応ができるよう連携強化に努めた。

 7回目となる今回は、山陰線の福知山−上川口間で、土石流で流された軽自動車が線路上に入って立ち往生。福知山方面から来た特急電車の運転士が非常停止をしたが、間に合わずに衝突し、多数の乗客が負傷し、軽自動車の運転手は車内に閉じ込められた−との想定で行われた。

 廃車が決まっている特急電車を使い、センター内の線路上に置かれた軽自動車に低速で実際にぶつかり、訓練が始まった。乗務員が支社の運転指令室などに事故発生の連絡を入れ、線路上に赤色の炎を上げる信号煙管を置いて後続列車に知らせ、併発事故を防いだ。

 このあと福知山消防署員らが救助用工具を使って軽自動車の運転手を助け出し、救護班が車両に非常用のはしごをかけて負傷した乗客を車内から救出。重傷者らは担架に寝かせて慎重に運び出した。どの負傷者から治療や救急搬送をするか優先順位を決めるトリアージ訓練もあり、医師、看護師が応急手当てをした後、軽自動車の運転手を含む25人を、市内外の3病院に搬送した。

 本番さながらの訓練を見守っていたJRの土肥弘明支社長は「若い社員もおり、緊急時の役割や負傷者の救護手順を覚えるいい機会になった。関係機関が合同ですることに意義があり、こうした機会を多く持ち、危機管理能力を向上させたい」と話していた。

 訓練のあと、福知山警察署の森田喜代八署長が講評し「事故はいつ起こるか分からず、想定外の被害が出る場合もある。負傷者の救護・2次被害の防止などは、現場本部を立ち上げて、組織で対応する必要がある。関係機関が一層、連携を深めることが課題だが、それには訓練を継続実施するしかないと思う」と話した。


写真=軽乗用車の運転手を救出し、救護する福知山消防署員ら

    

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