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両丹日日新聞2013年10月23日のニュース

水害受けた特産販売施設・鬼和味 力を合わせて復旧

9月の台風18号で浸水した福知山市役所大江支所一帯
 台風18号の水害で浸水し復旧作業を続けてきた福知山市大江町河守の特産品加工販売所・鬼和味が、25日から毎月恒例の手作り教室を再開する。会員たちは被害の大きさにため息をつきながらも「水害に負けない」という思いで施設を元の状態に戻せるよう力を合わせ、今月4日に仮オープンさせ、教室再開にこぎつけた。

 鬼和味は、04年の台風23号で浸水して使われなくなった北近畿タンゴ鉄道大江駅、市役所大江支所前にある建物を活用して06年に開設。現在は、地元の人たちで作る運営委員会(迫田厚代表、26人)が施設管理・運営をしている。

 毎週金曜日に農産物や魚、豆腐などの食料品、地元の特産品、手作りの雑貨などを並べており、心待ちにしている人たちが多い。

 今回の水害で室内は約80センチの高さまでつかり、調理室の冷蔵庫や真空パック機などの大型電化製品も使えなくなった。展示していた手作りの雑貨100点近くは泥だらけになった。

 会員の中には自宅が被災した人も多く、水が引いた3日ほど後にようやく約10人が集まることができた。泥に覆われた鬼和味を見て、会員の土田みすずさん(63)は「大江は昔から水につかる地域だけれど『またか』と一気に気持ちが沈んだ。丁寧に作られた雑貨も駄目になってしまって」と肩を落とした。それでも、ボランティアたちの手助けも受け、少しずつ片付けていった。

 農業被害が大きく、仮オープン当初はなかなか野菜がそろわない時もあったが、徐々に増えてきた。会員も雑貨をたくさん作って並べ、少しでも施設内がにぎやかになるように努めている。
復旧した鬼和味店内
 大きな被害を受けたが、誰もやめようとは言わなかった。「鬼和味を心配する声をたくさんいただいた。手作り教室も中止にしたら、気持ちが沈むばかりなので、私たちもお客さんも、みんなが元気になれるようにと思いを込めています」と土田さん。

 迫田代表(63)は「会員はほとんど女性ですが『負けてたまるか』というパワーが強く、ここまでの状態に戻すことができました。いろいろな人たちが集える出会いの場になるよう、守っていきたい」と話していた。

■25日に浸水後初めての教室■

 鬼和味では25日午前9時から正午まで、レザーのコサージュまたはバックチャームを作る教室を開く。9月に開催予定だったが、延期になっていた。


写真上=9月の台風18号で浸水した福知山市役所大江支所一帯。奥が支所で手前左側の施設が鬼和味(9月16日朝撮影)
写真下=「少しでもにぎやかにしよう」と会員たちが作った雑貨を並べる土田さん

    

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