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両丹日日新聞2013年10月16日のニュース

困難な生活続く被災地 台風18号から1カ月

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 福知山市内の多くの家屋や店舗が浸水被害などに見舞われた台風18号水害から1カ月が過ぎた。床板を上げたままの民家で今も片付け作業に追われる人は「元の生活に戻れるのか」「堤防を早く造ってほしい」と不安や要望を口にし、爪痕は、まだ深く残っている。

■「堤防の早期建設」望む声■

 15日夜から16日朝にかけての台風18号豪雨被害。市内では960戸が床上・床下浸水した。家屋内には大量の泥水が入り込み、水が引いたあと、住民たちとボランティアらが、泥出しや使えなくなった家財道具の廃棄などに追われた。

 大量のごみなも今は無くなり、まちは平穏を取り戻したかのように見えるが、家屋の床下などが乾ききっておらず、いまだに元の生活に戻れていない家庭が多い。

 大江町河守新町では、区内約40戸のうち9割が床上浸水した。中には3階建ての家屋の2階部分まで水がついた家もある。床上浸水した家のほとんどは今も畳が敷けず、改装工事にも入れず、浸水を免れた2階や3階で生活している家庭が多い。

 3階建ての住居に住む桐村操さん(69)宅では、2階の床上65センチまで水がついた。2階は普段食事や寝床で使っていたが、今も床が乾かず畳が敷けない状況だ。桐村さんは「年内には2階で生活できるようにしたい」と願う。「もう年齢がいっているので、移転するわけにいかず、ここで暮らすしかない」と話す。

 戸田地区でも大江町同様に困難な生活が続く被災家庭が多い。自宅が床上浸水した60代の女性は、家の中がようやく片付いた。「あっという間の1カ月でしたが、ほっとしたためか今になって疲れが出てきました。これまではやらなあかんという思いでがむしゃらで、『こんな重いものを1人で持ったの』というものもあります」

 ただ、家の中の壁にかびが生えてきて、どこまで修復するか迷っている。「生活が元に戻るのかどうか。堤防ができても絶対に水がつかないという確信が持てない」と不安を抱えている。


写真=桐村さん宅は2階まで浸水。畳が敷けず、通常の生活がまだできない状態にある

    

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