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両丹日日新聞2013年10月11日のニュース

台風18号:共助の意識で手早く炊き出し 土地区、毎年の訓練生きる

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 台風18号で142戸のうち102戸が浸水被害にあった福知山市土で、被災を免れた女性たちが被災当日から炊き出しを行った。毎年の防災訓練で炊き出しをして「共助の意識」を高めていたことが迅速な初動につながった。

 炊き出し訓練は10年以上になる。防災訓練の締めとして、70歳以下の女性部が取り組んでいるが、今回の水害では老人会に所属する70歳以上の女性たちも自発的に駆け付けた。
 
 9月16日朝、地区は高台の家を残して濁流にのまれていた。田中権一自治会長(65)はすぐに、女性部長(68)に炊き出し要請の連絡を入れた。
 
 女性部長宅は被災しなかったが、女性部員宅の多くが浸水して炊き出しどころではなかった。そこに現れたのが老人会の女性たちだった。
 
 炊き出しに参加した70歳以上の3人は「私たちも炊き出し訓練をしてきた経験がある。『女性部』とか『老人会』とかは関係ない。浸水していないみんなでやっただけですよ」と話す。女性部長は「頼まなくても老人会の方々が来てくださってありがたかった」と振り返る。
 
 訓練でいつも使っている自治会所有のガスボンベは水没して使えず、女性たちが炊飯器を抱えて公会堂に集まった。一斉に炊いたら電気のブレーカーが落ちたので、近くの人は自宅に米と炊飯器を持ち帰って炊いた。
 
■2日間で延べ24人 米60キロのおにぎり■
 
 16、17両日で延べ24人(うち6人が高齢女性)が協力して、米60キロ分のおにぎりを作った。
 
 おにぎりは、自治会の要請を受けて、安否や被害確認の巡回をした福知山市消防団西中分団の地元団員たちが届けた。
 
 おにぎりを食べた床上浸水の主婦(64)は「うれしかった。本当においしくて、元気が出ました」。
 
 田中自治会長は「災害などの非常時には、まず身近での食糧確保が必要になる。ずっと訓練をしてきたからこそできたと思っています。女性のみなさんが頑張ってくれた」と話していた。
 
 
写真=土地区では毎年炊き出し訓練をしている

    

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