WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2013年10月 3日のニュース

花火大会屋台事故:火元の屋台店主を逮捕 被害者の心いえず

1003taiho.jpg
 福知山署と府警本部捜査第一課の特別捜査班は、福知山花火大会の屋台爆発炎上事故で、火元となったベビーカステラの屋台を営業していた大阪市生野区巽北のとび職、渡邉良平容疑者(38)を業務上過失致死傷容疑で2日に逮捕した。それでもまだ、被害者と家族の心はいえない。警察は事件の全容解明に全力を尽くすとしている。

 事故は、8月15日午後7時30分からの福知山花火大会が始まる直前、会場の音無瀬橋下流左岸河川敷で起きた。
 
 渡邉容疑者は、屋台の照明用電源として動かしていた発電機にガソリンを給油しようとして、その場で漫然と携行缶のキャップを開けたため、ガソリンが一気に噴出。プロパンガスの火に引火爆発させ、周囲にいた花火見物客3人を全身やけどで死亡、54人に重軽傷を負わせた疑い。
 
 通常は、携行缶のエア調整ねじをゆるめて内圧を下げるか、人のいない安全な場所へ運んでからキャップを開けなければならないが、渡邉容疑者はこの業務上の注意義務を怠ったとみられる。
 
 渡邉容疑者も、全治3−6カ月の全身やけどを負って大阪市内の病院に入院していたが、回復が早く2日に退院。その日のうちに逮捕し、同署で取り調べをした。
 
 現時点で、渡邉容疑者は「携行缶を移動させようとしたら、給油口のキャップが飛んでガソリンが噴き出した」と、自身がふたを開けたことは認めておらず、被害者に対しては「3人が亡くなり、多くの人がけがをされたことについては、申し訳なく思っている」と話しているという。
 
 渡邉容疑者が屋台を出店したのは初めてではなく、副業として何度かイベントで店を出した経験があり、携行缶の取り扱いについても、知っていたのではないかとみられる。
 
 今後府警では、渡邉容疑者を通院させながら、継続した取り調べや現場検証などの捜査を進めていく方針。
 
■「元の体に戻して」被害者家族は悲しみと怒り■

 事故のやけどで娘と孫が今も入院している府内在住の70代男性は、容疑者が逮捕されても安堵の思いはなく、「元の体に戻してほしいだけ」と唇をかむ。
 日常を突然に奪われた悲しみと怒りは深く、「花火大会主催者の管理責任はどうなっているのか」と憤る。
 
 
写真=渡邉容疑者を乗せて福知山署を出る車(2日午後6時50分ごろ)

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ